東京 ページ39
最近有難いことにちょこちょこ東京での仕事がある。
今日も東京からの大宮。 まあ、関東での出番やけど香盤表みたら大阪で一緒やった先輩らも並ぶ
その文字を見て少ししてた緊張がほぐれる。
石井「お、はるいろ今日一緒やん」
「石井さん〜！お久しぶりです！」
石井「久しぶりやな」
「んーやっぱ石井さんって落ち着きますね」
石井「なんなんそれ笑 てかなんやその顔笑」
「なんか、石井さんから放たれる独特の空気感？に包み込まれてるんです」
石井「意味わからんわ笑」
「あ、そや石井さん。これ！」
石井さんの空気に包み込まれてた時間は惜しいが渡したかったものを渡す
石井「ん？コーヒー豆やん」
「この間大阪で新しくカフェがオープンして！そこのコーヒーが美味しくて石井さんにも飲んで欲しいなって思って買っといたんです！」
石井「俺のために？笑 ありがとうな笑」
石井さんはそう言うと私の頭をふわっと撫でた
「…なんやろなんか撫で方が、対人やないですね、、」
石井「あ、ごめんごめん。犬かと思ったわ」
「どういう意味ですか笑」
石井「なんか、きゃっきゃしとったから」
「私がひとりではしゃいでるみたいなんでやめてくださいよ〜笑 要らないなら返してもらいます！」
そう言って渡したコーヒー豆を奪い返そうとすると石井さんの高さにはかなう訳もなくひょいっとかわされる
石井「めちゃめちゃこれでも喜んでんねんで、せやからこれは貰う」
「ほんま感情出すの下手ですね〜もっとええリアクションせんと！」
石井「Aのリアクションがいつもいつも良すぎんねん笑」
「リアクション芸人目指そかな」
石井「やめとき、何やらされるかわからん」
「…ですね、ただでさえ色々やらされとんのに」
石井「ようハグやらキスやらしとるもんな笑」
「あのノリほんま良くないですって、私いつか女性ファンに刺されるんちゃう、、」
石井「そのときは誰かに守ってもらい笑」
「そこは俺が守ったるって言わんと！」
石井「ははっ笑 ごめんな、俺は無理。笑」
「…これは一生アローンや」
石井「失礼やなぁ」
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作者名：しずく | 作成日時：2023年1月5日 21時
