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no.116 ページ14
「・・・今のもしかして」
「ちょっと話盛ってみましたー☆」
「・・・・・・！！！あさみー！！！」
「あはは、ごめんごめん」
「絶対反省してない」
「まーまーそんな怒んないでよ」
お詫びにランチご馳走するからさ。
ぺろっと舌を出してそういう麻美に、
私はあっさり丸め込まれた。
「さっきの話ね」
「え？」
食べ放題のデザートもひと通り食べて2人で紅茶を飲んでいると、
麻美が思い出したように言った。
「実はDって選択肢もあるんだよ」
「D？」
「うん」
「Dってなに？」
「”待つ”」
「・・・」
「同居人さんが帰ってくるのを待つってこと」
「・・・」
「どれを選ぶかは真由次第だね」
麻美は笑ってカップをテーブルに置いた。
「ま、どれを選んでも後悔しないようにね」
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作者名：sai-sai
| 作成日時：2016年10月22日 22時
