黒パーカーは中等部で何を想う【Ｙ学園】 (ページ12)

今日:4 hit、昨日:17 hit、合計:13,891 hit

・ページ12

ﾁｱｷ｢つまり、僕も宇宙人に人生を台無しにされてたんだ……霧隠くんと同じさ｣

チアキとノズが話終わると赤猫くんは噴水の様に涙を流していた

ｼﾞﾝﾍﾟｲ｢うわぁぁ苦労したんだなぁ(泣)｣

ﾏﾀﾛｳ｢ジンペイくん悲しくても感動してもすごい泣くよね｣

ｺﾏ｢言えてる｣

ﾒﾗ｢でもよぉ、お前の話にそこのやつはほぼ登場しなかったよな｣

ライオンくんは私の方を見てそう言った

『あーえっと……確かに自分もチアキと一緒に巻き込まれたんだけど……他のメンツがまだ目を覚ましてない頃に別の宇宙船に引き渡されたっぽかったんだよね、船の広さが外観とちょっと違かったし』

ﾗﾝﾄ｢……君も出来れば話してくれないか｣

それに少し迷って、チアキもっと話したし大丈夫かと思いゆっくりと首を縦に振った

『話す前に……会長さん、このマーク、見たことある？』

私は横を向き自身の首横にある“N”を丸で囲んだようなマークを見せた

ﾗﾝﾄ｢そのマークは…奴らのUFOにあったものと同じマーク！｣

ｼﾞﾝﾍﾟｲ｢え、まじ！なんかどことなく見たことあるような無いような無いような……｣

それは無いやつだな(笑)

『あぁ、やっぱり。自分が狙ってる宇宙人達とやり方が似てたからね、念の為の確認に…ね』

顔を前に戻しソファーの背もたれに寄りかかるようにして天井を向いた

『どこから話そっか…まずは、目が覚めてからのことだね』

『目が覚めた時、自分は小さい部屋にいたんだ

5畳くらいの近未来的な部屋

その壁に自分が戦闘中に使ってたあの薙刀が置いてあったんだ

それを手に撮った瞬間、部屋の扉が開いて自分は薙刀を手に進んで行ったんだ

するとめっちゃ広い空間があって、大勢…って言ってもだいたい300人くらいの人がそれぞれ別種類の武器を手に持って立ってたんだ

ある人はハンドガンを、ある人は双剣を、ある人は大太刀をって感じで

すると突然、その部屋にアナウンスのようなものが流れたんだ

アナウンスはこう言った

《全てのチャレンジャーが揃いました

今からあなた達には殺し合いをしてもらいます》

ってね

ルールは単純、自分の力と支給された武器で他の人を殺し、生き残った1人だけが生きて帰れるっていう理不尽デスゲームみたいなルール

もちろん最初はみんなキョドってたけど、生きて帰れるっていう言葉を聞いた瞬間みんな殺気だっちゃってさ

老若男女様々な人がいたからねみんなまずターゲットを決め始めたの』