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感覚のない私の足に手を添えた彼。
それすら分からないが、きっとそうに違いない。
彼は手に黒い炎を宿し、それを私の足に燈した。
その瞬間微かに感じた冷たい炎。地面の感覚、温度がゆっくりと伝わってくる。
「はあっ、はあっ………。
な、んで……」
どうして助けたの？どうやって助けたの？
聞きたいことはあった。しかし頭も口も回らず、浅い呼吸を繰り返すだけ。
「D・スペードはまずここへ来るだろう。次世代ボンゴレであるお前たちを始末しに。
我々の力で対処することもできるが今はそれを避けたい。
お前たちがD・スペードを処理しろ。この処置はそのためだ」
「何でお前ェらがAの呪いをとくことができた？」
私の聞きたいことを冷静に口にするリボーン。
しかし恐らく内心は焦っている。
まさか呪いを一時的とはいえとくことができる者がいるだなんて、今まで考えたことなかったから。
「夜から宇宙になることはできないが、宇宙から夜になることはできる。
夜の炎を送ればその分身体は安定に近づくが、一定量を超えると夜に飲み込まれる。
これが宇宙と夜との間にある唯一の繋がりだ」
麻酔を打たれていたような感覚がゆっくりと戻っていく。
足がちゃんと動くようになったようなので、私はゆっくりと立ち上がった。
頬に残る涙を乱雑に拭い、私は復讐者の彼を見る。
「…有難う。助かったよ。
D・スペードは私たちが必ず倒してやる。それがお礼ってことでいいんでしょう？」
「お前を助けたわけではない。D・スペードを倒すために必要だと判断したまでだ」
彼はそう言い、私に背を向けた。
復讐者たちの元へ一歩を踏み出したその瞬間に私は口をもう一度開く。
「D・スペードは私たちが倒す。けれどもう一つお願いがあるの」
踏み出したその足を止めた復讐者は、こちらに振り向くことなく耳だけを傾けている。
どうか、聞き入れてほしい。きっとツナも思っていること。
「もうボンゴレとシモンで争う理由なんてない。
だから、了平さんやシモンファミリーの皆を………、牢獄から出してほしいの」
私のその発言に、ハッとしたツナや炎真もすぐさま同意した。
そろそろ、隠し通すことが不可能になってきた。
先ほどの私たちの会話での動揺が、ツナや炎真、他の皆から伝わってくる。
私の呪いも寿命も、ちゃんと彼らに伝えなきゃね。
ゆっくりと終わりが近づき始めていることを、改めて知ってしまったから。
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愛鞠_あいまり_(プロフ) - なっちゃんさん» いや、どっちぃー！！(ガーン)なるほど。そういうことですか！納得しました！いえいえ、ただ単に気になっただけですのでお気になさらず。あと様付けもやめてくださると(((( (2020年3月25日 0時) (
レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - 愛鞠_あいまり_さん» そんなに前から……。感激です涙が止まりません！（泣いてない）実は宇宙の炎、外からの衝撃には強いのですが、内から来るものには効かないのです…。（病気、けが、呪いなどなど）愛鞠様のおかげで設定を見直すいい機会ができました！有難うございます(^^)/ (2020年3月24日 22時) (レス) id: 0a80c5c44f (このIDを非表示/違反報告)
愛鞠_あいまり_(プロフ) - 4年前から愛読しております。こんなに経ってるのに初コメですみません。ふと気になったのがありまして、宇宙の炎が無効化なら呪いを無効化できないのかなって思ってしまいましたww (2020年3月21日 20時) (レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ありがとうございます(*- -)(*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2020年1月13日 23時) (レス) id: f011f41edf (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - りんさん» 時間ができたときは書いていきますね！はあっ…そのようなお気遣いまで！りん様もお体ご自愛下さい(^^)/ (2020年1月13日 23時) (レス) id: 0a80c5c44f (このIDを非表示/違反報告)
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