■"EP.22 ページ24
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「じゃあ、早川家は頼んだよ」
『……』
何でそうなるんだよ
飲み会もそこそこにして、お開きになったところで解散になった訳だけど、どうやら私はこのうるさい魔人と酔っ払い男を家まで送っていかないといけないらしい
めんどくさい
『デンジは?』
「デンジ君ならさっき姫野先輩が背負って連れて行きましたよ?」
『……』
そっちもそっちでめんどくさ
姫野先輩って早川のこと好きなのかと思ったけどそうでもないのかな
デンジにキスしちゃうぐらいだし
あの人、酔ったらキス魔になるらしい
いい迷惑だな
まぁ、お持ち帰りされてしまったデンジくんは放っておいてさっさと帰りますか
「気をつけてね」
『ん、マキマは家帰らないの?』
「ちょっと書類仕事が残っててね
明日、このまま京都に行くから」
『ふーん、大変そう』
「心配してくれるなんて珍しいね」
してないし
あっかんべーだ!!!
『早川ー、行くぞー』
「うぅ…」
大丈夫かよ、こいつ
道端で吐いたりしたら置いて帰るからな、まじで
『早川、鍵、早く出して』
「右の…ポケットに…」
『私が出すのかよ』
勝てないのにマキマと勝負なんかするからだよ
そのまま早川のポケットにあった鍵を取り出し家のドアを開ける
真っ先にパワーが入り、寝る!とか言って部屋に入っていってしまった
手ぐらい洗えよ
『じゃあね、早川』
私も早く寝たいし風呂も入らなきゃいけない
さっさと帰りましょ
そう思い、玄関に座り込んでしまった早川にまたねとだけ言って家から出ようとした瞬間、腕を掴まれた
「いくな…」
『はぁ?』
「ぅ…いかないで…くれ…」
『……』
こいつって酔ったらめんどくさくなるタイプだったのか
いかないでって私も早く帰りたいんですけど
『…早川、とりあえず靴脱ぎなよ』
「っ…」
大人しく靴を脱いだ早川の腕を引きながら、リビングへと向かう
寝室にでも寝かしておけば後は自分でどうにかするでしょ
『早川、水』
「ん…」
何とか寝室まで連れていきベッドの端に早川を座らす
居酒屋で円さん?とかいう人に貰った水を早川に渡す
ちょっと飲んじゃったけど、まぁ、いいでしょ
とりあえず酔いを覚ますことが先だ
『とりあえず、寝たら酔いは覚めるよ
風呂は明日の朝にでも入りn…』
「ぁ…」
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作者名:デンプン。
| 作成日時:2025年10月26日 14時


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