■"EP.20 ページ22
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「おれ…今日ファーストキスしちゃうんだ…」
「キス?」
『きも』
「うわ!」
マキマに半ば強制的に連れられ、公安本部近くにある居酒屋に足を運べばそこには数十人のデビルハンターが集まっていた
誰だ、こいつら
なんて思ったけど向こうも私を誰だこいつって思ったらしい
一斉にこちらに視線が集まった
「デンジくん誰かとキスするの?」
「しません!」
「えー?デンジくんキスしないのぉぉ?」
「しまァす!」
『……』
なにこいつ
コントでもしてんのか?
ファーストキスが何とかとか言ってたけど、こないだの永遠の悪魔の時のやつじゃないだろうね
本当にキスするつもりなの?
てか、あの感じじゃ悪魔倒した人が姫野さんとキスできると…
え、私じゃね?
自己紹介もそこそこにして、そんなことぼーっと考えてれば、早川がメニューを渡してきた
「食べたいもの頼め」
『いらない、お腹すいてない』
そういえば、今度はデンジが食べかけの唐揚げを渡してきた
いらないってば
「それでキスって?」
「チウしないの?」
地獄みたいな空間
マキマはマキマで面白がって聞いてるだろ
姫野さんは…相当酔ってるな、これ
2人から詰められて話を逸らそうと思ったのだろう
突然デンジは箸片手に叫び出した
「マキマさん!俺さぁ!銃の悪魔のなんちゃら拾いましたよ!」
『……』
「うん、聞いたよ
デンジ君はすごいね」
いや、あの悪魔倒して拾ったの私な??
あんたにあげただけだから
嘘つくんじゃないよ、全く
その時、早川がグラス片手に口を開いた
「前までこんな早いペースで肉片を持つ悪魔は現れませんでした
この間のデンジを狙った悪魔といい最近少し悪魔の動きが怪しいですよ」
まぁ、それは確かにそうだ
最近悪魔の強さが前と比にならないぐらいになってる
肉片を持つ悪魔も増えてると聞いてる
誰かが食べさせてるのかそれとも本当に散らばってるものを食っただけなのか…
早川の言葉を聞いて少し黙ったマキマだったが、一瞬だけ黙ってグラスに入ってるお酒を飲み干すなり口を開いた
「私より飲んだら教えてあげる」
「…すいません、生二つ」
「アハハ、私もソレやるぅ〜!
生もう一つ〜!」
『アホらしい』
あの女に勝てるわけないのに
だって悪魔なんだから
酔いつぶれるこいつらとか絶対めんどくさいじゃん
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作者名:デンプン。
| 作成日時:2025年10月26日 14時


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