プロローグ2 ページ2
起床した後、夢の内容が気になる立香はシャーマン、ジェロニモに会いに行った。
立香「ジェロニモ。ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいかな？」
ジェロニモ「いいだろう、何を聞きたい？」
立香「…シャーマンキングって何なのか知ってる？」
ジェロニモ「シャーマン…キング…？
…私の知る限りでは聞いたことのないキーワードだな。」
立香「そっか。てっきり、シャーマンキングって言うシャーマンの王様が居るのかと思ったんだけど。」
ジェロニモ「マスター。シャーマンとは人々の為に力を尽くし、その神秘で人々に恩恵を授ける力を持つ者のことだ。
まぁ、中には最近入ってきたばかりの蘆屋道満のように呪術を駆使して、人々に呪いをかけ、苦しめ、死に至らしめるシャーマンも居る。
だが、人間より崇高な存在である精霊の力を借りている以上、その精霊に恥じぬ言動を心がけなければならない。
故に、シャーマンが欲深な王の座に座ることは許されない。
あってはならないのだ。」
立香「なるほど…。ありがとう。ジェロニモ。わかりやすかった。」
ジェロニモ「それは良かった。」
その後、立香は紫式部の図書館ベースにやってきた。
立香「お邪魔します、紫式部。」
紫式部「はい、どうぞごゆるりと読んでいってください。
何かお探しの本があれば、直ちに取り寄せますので、遠慮なくお申し付けください。」
立香「ありがとう。それじゃあ…妖怪図鑑の本みたいなの、ある？」
紫式部「妖怪というと…妖(あやかし)、物の怪について記された本ですね。
えぇ、ありますよ。よろしければ、本棚までご案内しましょうか？」
立香「うん、お願いします。」
紫式部「はい、承りました。」
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作者名：タンポポ | 作成日時：2022年9月28日 13時
