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私は初めて米津さんの仕事部屋へ入った。
無造作に置かれたギターやなんだかわからない機械…
私は足元に注意しながらパソコンデスクの前の
椅子に座った米津さんのそばへ行く。
A「ん?」
米「これ… なんだかわかる?」
指をさされた先にはCDがずらりと並んでいる。
A「え?」
米「あーわかんないよな…えっとね これ全部
俺が作ったデモ音源 結局全部ボツになったやつ」
A「ボツ?」
米「そう みんなに聴かせられない物 かなり自信があって
完成してるのもあるんだけど でも会社が良いって言わないから出せない」
A「え…」
米「一回や二回だめだからって、諦めるのはもったいないよね
それと、落ち込んでるのも時間の無駄」
A「…」
米「ふふっ」
A「私……帰る…」
米「え?」
A「帰って新しいデザイン考えないと…PC持ってきてないし」
米「ん わかった。タクシー呼ぼうか」
私は居ても立っても居られない気持ちになり、
今までのデザインを全部見直して、どうしたらもっと良くなるのか
今すぐにでも帰って考えたかった。
米
(励ますつもりで言ったんだけど、まさか帰るって言うとは…
それにしても…職人かよ…俺より仕事に情熱があるじゃん)
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KK(プロフ) - たかさん 初めまして。クリスタルとシーグラス2を読んでいただきありがとうございます。クリスタル1も2もパスワード設定はしていません。この作者の他の作品で探してみてください。よろしくお願いします。 (2022年9月28日 21時) (レス) id: a885efe003 (このIDを非表示/違反報告)
たか - 読まさて頂きました。クリスタルとシーグラス始めから読みたいので、パスワード教え頂けたら嬉しいです。始めから読みたいのでよろしくお願いします (2022年9月28日 19時) (レス) @page23 id: ba4b8c4546 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KK | 作成日時:2021年1月14日 22時