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大「あ、そうじゃん。
...Aたちさ付き合ってないでしょ」
『え？』
何かを思い出したかのように口を開いたきょもちゃんからは思いがけない言葉が溢れた。
大「いいよ別に隠さなくって笑」
『いやいや、え？』
大「2人とも嘘下手すぎだし。そもそもこんなタイミングで付き合うわけないでしょ。
付き合うならもっと昔から付き合ってるはずじゃん？俺らみたいに」
『えっと、』
どうしよう。せっかくたろちゃんが上手く言い回してくれたのにここでバレちゃ..
大「あ、いや違うね。嘘が下手ってのは。
俺しか気付いてないだろうから心配しなくていいよ。誰にも言ったりしてないし」
『...なんで気づいたの？』
きょもちゃんの綺麗な目。
それはは何もかもを見透かしているように感じる。
大「ん？笑
そもそもA慎太郎のこと好きじゃないじゃん。好きなのは松村。」
『え、なんで知って！？』
大「あれ？やっぱりそうなんだ」
『え、ちょっ...』
墓穴を掘ったとはこのこと。
完全に誘導された。
大「まさかAがねぇ？」
『あの、きょもちゃん』
大「何？みんなには言わないでって？」
『それは、っ』
大「どれのこと？
松村のことが好きなこと？それとも慎太郎とは嘘で付き合ってるってこと？」
『...きょもちゃん、何が言いたいの？』
大「やだなぁ..。俺がいじめてるみたいじゃんこれじゃ」
大「ただ教師と生徒の恋愛なんてバレたらどうなるのかAはちゃんとわかってるのかな？って思ってるだけだよ」
『...私が一方的に好きなだけだから、先生に好意を寄せてる生徒なんて腐るほどいるでしょう？』
大「ほんとにね？
教師に恋するバカな生徒っていつの時代もいるんだね笑」
明らかに人を小馬鹿にしているような言い方。
きょもちゃんってこんな人だった...？
『な、バカって....！』
大「逆か。生徒の好意に浮き足立って線引きを間違えるバカな教師が後をたたないって感じだね」
大「こーちもでしょ？」
待って、なんでこーち先生のことを知ってるの？
結婚していることは公になったけど相手が元生徒ってことはバレてなかったはずなのに。
ここで私が何か言ったらダメな気がする。
じゃないとさっきみたいに誘導されてしまう。
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ミナ(プロフ) - びたーさん» コメントありがとうございます！一気読みしてくださっていたなんて嬉しい限りです＾＾卒業のシーンは思い入れの強いシーンなのでそう言っていただけて良かったです！新作もご用意してるのでもしよかったらご覧ください！ (2021年7月30日 13時) (
レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - ずっっっと気になってて今日やっと読めました！面白すぎて一気読みしちゃいました！ 卒業のシーン思わず泣きそうになりました(/_;) とても素敵な小説ありがとうございました！！！ (2021年7月26日 17時) (レス) id: 2487ef4d88 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！そう言っていただき嬉しい限りです＾＾これからも愛してくだされば幸いです！ (2021年5月15日 13時) (レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - このお話ほんっとに大好きで何度も読み返してました（ ; ; ）素敵な作品をありがとうございました（ ; ; ）！ (2021年5月15日 8時) (レス) id: f807f5b3ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2021年4月20日 13時
