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「古文、好きなの？」
『え、あ...古文が好きって言うか....』
先生の授業が好きで、って小声でポツリ。
...あぁ言っちゃった
するとそんな小さな言葉も先生の耳には届いてたみたいで、一瞬目を大きく開いたけどそのあと可笑しそうに目を細めた。
「...物好きめ。何、可愛いとこあるね」
ポンっと私の頭に乗せられた先生の掌。
嬉しくて避けられたその手の行方を追えば、目に入るのはやっぱり光るソレ。
わかってることだけど先生にとって私は可愛い生徒にすぎないのだと改めて自覚することになる。
『先生ーーー！』
「お前また来たの笑」
『会いに来ないと会えないもどかしい距離感なもんで！』
「バカ、変な言い方すんな笑」
あれからと言うもの、
「んー、じゃあまぁ。
そんな仕事ないけどファイルの整理とか手伝ってくれる？」
『えっ！いいんですか？』
「これで断って、卯月が俺の授業まで爆睡し出したら困るんでね。」
「やる気を損なわせないようにするのが教師ってものだろ」
『...の割に、向こうの机の上とかぐちゃぐちゃですけどね』
「うるせぇ笑
あれは前の担当の先生がそのままにしてて片付けられてねぇやつね。」
「...嫌ならいいけど」
『やりますやります！なんでもやります！』
「なんだよそれ笑
じゃあ、まぁ気が向いた時に来て」
と言う会話を最後に、毎日のように放課後私は準備室に入り浸っている。
放課後忙しいときは昼休みとか。
「もうやることないんだけど？」
『大丈夫です！先生に会いに来たので」
何か変わったことはといえば、距離感がグッと近づいたのはもちろんのこと。
冗談(のフリ)で先生に好き好き光線を浴びせている。
そんな私を見て、ほんっとバカだなぁ、って笑う姿がやっぱり好きで叶わない想いを募らせる日々。
『せんせ、お湯沸かしていい〜？』
「ダメって言う前に沸かしてるバカはどこのどいつ？」
『んー、先生はコーヒー？』
「あぁ、うん..ってお前なぁ、笑」
あまりに入り浸り過ぎて、準備室には私専用のマグカップと先生が飲むはずもないココアが常備されている。
全部私が勝手にやったことだけど。
だからって別にやましいことが起きたりするわけでもない。
なぜかと言うと、、
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ミナ(プロフ) - yuuuuuukaさん» コメントありがとうございます^ ^完結までまだまだありますので変わらず応援していただければ幸いです(^^)v (2020年8月24日 0時) (
レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - じゅりのぺんぎんさん» ありがとうございます！高校2年生編ではまたまた一悶着ふた悶着あると思うのでお楽しみにしていてください〜！ (2020年8月24日 0時) (レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 宏凪さん» お返事遅くなって申し訳ないです..！更新ペース遅いですがこれからもご愛読いただければ何よりです(*´-`) (2020年8月24日 0時) (レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - ここあさん» お返事遅くなって申し訳ないです！ありがとうございます〜！これからもよろしくお願いします^ ^ (2020年8月24日 0時) (レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
yuuuuuuka(プロフ) - ミナ様の作品どれも大好きです。更新楽しみにしています。これからどういう展開で完結していくのかワクワクしてます！更新頑張って下さい！ (2020年8月23日 22時) (レス) id: 8fc0637993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2020年7月29日 0時
