【クリムゾンクラン】裏稼業クランのプリンセス。 (ページ4)

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3話ページ4

sideA

シャオがクイーンと話してる。

暇だな。

む？

プログラムに侵入しようとしてるね。

A『ハオー。』

｢げっ！なんでこっちがバレてんの！？｣

何あの顔。バク？

A『プロを舐めちゃダメだヨー？』

｢こっちもプロだよー。ハッカーの。｣

なるほど。

A『秘密裏に情報が漏洩したら私の顔に傷つくジャーン！』

｢アンタ、おもしろー！今度、店に顔だしなよー。｣

店？

ミズホ｢A、こんな所に居たのね。｣

どうかした？

ミズホ｢十暁が探し回っているのよ。早く戻りましょ！｣

A『あのへんなのと喋ってタ。』

｢へんなのって俺の事～？えー。ショック～！｣

A『変ダヨー。変わってるヨー。』

｢真嶋春道ダヨ。｣

真似された。

A『ハルミチかー。覚えとくワー。』

ハルミチ｢うん、ばいばーい｣

同類みたいな匂いした。

A『眠…』

ルカ｢A、シャオが話があるそうだ。｣

えー。

A『後でネー。』

シャオ｢今だ。｣

後ろに居たよ。

A『なーにー？』

パンダのぬいぐるみを抱きしめてベッドで寝る。

シャオ｢入れない。その熊猫を退かせ。｣

A『今日はこの子と寝るって決めたー。』

パンダの顔を容赦なく殴る。

A『この子に罪はないでショー！』

起きてパンダを庇うと悔しそう。

パンダのぬいぐるみに嫉妬してる？

シャオ｢そこ！己の場所！コイツ奪った!!｣

ミズホ｢ぬいぐるみに嫉妬なんてまだまだ子どもねぇ。｣

レオン｢Aが居なくて寂しかったんだよ。｣

シャオは顔を真っ赤にして、

シャオ｢寂しくない!!｣

怒鳴ってる。

レオン｢さっきまで泣きそうな面してたのに。｣

シャオ｢してない！｣

ミズホ｢可愛かったわー♡｣

シャオ｢今ここで殺る！｣

わを。

A『オヤスミ。』

布団に潜る。

シャオはどうにかして入りたいみたいで、

シャオ｢…っ…こっち…？｣

ミズホ｢また泣きそうな面構えね。素直になればいいのに。｣

シャオ｢う、う、煩い！｣

シャオが1番煩い。

なんか静かになった…

ようやく寝れるよー……

喉乾いた…

パンダはあらぬ方向に投げ飛ばされていた…

わを。

目の前にはシャオが居た。

起こさないように…

音と気配を消してドア前まで来れた。

シャオ｢…何処へ行く。｣

わを。

A『水飲みに。シャオも行く？』

シャオ｢行く。｣

ちょっと甘えん坊なシャオも可愛い。