おはようございますリドルside ページ30
「ん…」
カーテン越しに刺す光が部屋に差し込んだ
眩しさに身じろぎ体を起こすと
「おはようございます。坊ちゃん」
「あぁ…そうか僕…おはよう、ビーズ」
一瞬昨日のことは夢かと思ったがフワフワのベッドとその隣に立つビーズが今が現実だと教えてくれた
「お着替えをお出しいたします」
ビーズが指を鳴らすとクローゼットから服が出てきて僕の目の前に置かれた
つくづく魔法は便利だなと思う
「着替えのお手伝いは必要でございますか？」
「え？いいよ。自分でやるから」
「畏まりました。ではお着替えがおすみになられましたらリビングにどうぞ」
「うん、分かった」
ビーズはパチンと音を立てて消えた
僕はいそいそと服を着替えてリビングに降りるとビーズが椅子をひいてくれた
「ありがとう、ビーズ。Aは？」
「まだ、おやすみでございます。坊ちゃんが眠られた後に少しお仕事をされておりましたので」
「そうなんだ…」
静かなリビングに座っているとソッと目の前にビーズがミルクティーを置いてくれた
一口飲んで隣に控えているビーズに尋ねた
「Aはいつもこの時間は寝ているの？」
「いえ、起きられる時間は不規則でございますが…最近はお仕事を後回しにされて坊ちゃんのお部屋の準備をされたり坊ちゃんをお迎えするにあたって魔法省に行かれたりされておられましたのでお仕事が溜まっておられたのでしょう」
「僕のせいで…Aは遅くまで働いてたの？」
僕の言葉にビーズは
「いいえ」
すぐにそう返し胸の前で手を組んだ
「ご主人様は坊ちゃんのご準備される時とても楽しそうでございました。なので坊ちゃんのせいなどでは御座いません。ご主人様ならきっとそうおっしゃいます」
「……そうか」
「そうでございます。ではビーズはご主人様を起こして参ります。ご主人様は坊ちゃんと朝食を取りたいとおしゃっておられましたので」
「ビーズ。僕が行くよ」
「ふふ…畏まりました。ではよろしくお願いします」
僕は少し高い椅子から飛び降りてAの部屋に向かった
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兎凪(プロフ) - 更新頑張って〜❤️応援してます❤️ (2021年10月5日 15時) (
レス) @page49 id: b4c6408c6f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 続き気になります。更新頑張って下さい。 (2020年11月22日 0時) (レス) id: 26f37e78f0 (このIDを非表示/違反報告)
たたた - お話とっても面白いです！！！けど名前変換がほぼ機能してません！！！ (2020年11月20日 0時) (レス) id: 6bf73bd8a0 (このIDを非表示/違反報告)
由利香(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってくださいね！ (2020年11月7日 12時) (レス) id: 4865437acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅澪 | 作成日時：2020年11月2日 1時
