後ろのストーカー。 ［第2幕］[完結]

後ろ。78 ページ28

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「おいっ！出てきたぞ！捕えろ！」




「はっ！」









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廉くんが扉を開けると、



その先には、いっぱいいっぱい人がいて、



廉くんは、取り押さえられた。









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紫「Aちゃん！」




大「Aっ!!」




『紫耀.......大吾........』




大「ほんまに心配した.......」









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私は廉くんにお別れを言いたいのに、




皆は、私と廉くんを引き離そうとする。









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『廉くん！！』









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私の傷を心配して群がってる2人を、




退けて大きな声で叫んだ。









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『廉くんっ!!私、待ってるから........』









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廉くんは、警察の人に囲まれながら、




振り返ると、









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優しく笑った。









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大「A！何言っとるん!?殺されかけたんやで!?」





紫「そうですよっ！」





『ううん。廉くんは私を殺そうとなんかしてないよ。』









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もう振り返ることの無い背中を見つめて、




彼の背中に言い放った。









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『だって、好きって言ってくれたから。』









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私は、廉くんを信じるよ。









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