〈BOYSコンプリート大作戦〉[完結]

☆コンプリート37 ページ37

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昨日、久しぶりに家に帰って考えた。





なんで、顕嵐と玄樹くんには、こんなにてこずってるんだろう。









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溜まっていた、優太先輩、海斗くん、流星くん、柊真先輩からのメールとか、





靴箱のラブレターとかを、1つ1つ整理して2人に似てる人を探した。









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ちゃらくて、天然だったら、1年前にコンプリートした永瀬廉くん。




可愛くて、内気だったら、2年前にコンプリートした中村嶺亜くん。

彼は、ちょっと裏があったけどね？









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その2人とのデータを比べても全然変わりはないのに、




同じようにすれば堕ちるはずなのに、




どうして？




私の力不足なの？









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『私を、悩ませやがって………』









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男の子は、軽くて落としやすいから好きだった。




周りの女の子に、いくら僻まれようが気にしたことはなかったし、




自分の相手を見つけるまでだと思ってた。









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「大好き」って言葉を言わせれば私の勝ちなのに。





こんな焦らす奴も居るのか。









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でも、何があっても、私から言ってはいけない。




「大好き」の4文字は。




嘘になる。




言ってしまったら、私の作戦はそこで強制終了。









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