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2_05 ページ18

「古代語が喋れて、現代語も昔喋ってた…?歴史的に話者の時代は重なっていないはずですよね…?それにそんなに若い人が、」

「あー、リョウタ、昼飯時に話したオレも悪いが、一旦食おう。でないとレナとヒトミに全部?っ攫われるぞ」

「リョウタ先輩ごちそうさまです!」

「なっ、ぼくも食べますよ!午前中飛び入りのプレス対応してけっこうな空腹なんですから」

「それに関してはすまん、マジで恩に着るリョウタ様。こちらのナゲットをどうぞ」


キバナ自身、SNSで積極的に情報発信をしているつもりだが、それでは物足りないインタビュアーがアポもなく、あわよくば自分だけのコメントを、とジムまで突撃してくることは少なくない。ジムリーダーになったばかりの頃はこれも有名税かと思ってそれなりに対応していたが、そのうちこうして手の空いているスタッフにあしらってもらうような事態になっている。

筆頭対応者はリョウタ。一見気弱そうな柔和な見てくれの割に、相手の要求を一切認めずバッサリ取材NGを突きつける、その卓越した塩対応具合に一部ではファンまでいるとか、何とか。なかなか頼もしい。が、中身はやっぱりそれなりにお疲れのようだ。どうしたものかね。

あっ、Aパターンいいんじゃねえか。ワタシガラル語ワカリマセーンパターン。…ジムトレには無理か。


「こちらのサラダもどうぞ、先輩。ジムリーダー就任時より減ったとはいえ、忘れたころに出ますねえ、キバナ様の熱愛疑惑」

「ほんとなあ、オンシーズンに出た時は流石に目を疑ったぜ。あいつらにゃヌメルゴンがオレ様の彼女に見えてるんかって言いたかった」

「間違っちゃいないですけど…それならキバナ様のポケモン全部を彼女紹介しなきゃですもんね」

「それでまたポケモンと私どっちが大事なの!パターンに陥るわけですね」

「ヒトミ、そんな本当のことをはっきりと言っては、」

「ここにオレさまの味方はいねえのか…あーまじ、彼女ってモンを束縛したいとは思わねえけど、オレ自体にだいぶ制約があるのは事実だからなあ…」

「それに関してはご愁傷様です…ジムリーダーの仕事を少しでも多く肩代わりできると良いのですが。このピザ、相変わらずおいしいですね」

「いんや、十分リョウタたちはやってくれてるよ。バトルのこだわりはどうしようもないしなぁ。最初に食った辛いやつも結構いけたぜ。まだなら食ってみ」

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設定タグ:キバナ , ポケモン剣盾 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:aks | 作者ホームページ:http://alterego.ifdef.jp/  
作成日時:2022年10月1日 21時

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