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一昨日の夜 定期ジムリーダー会議後にちょっと話に乗ってくれないか、と誘われて入った異国の小料理屋。カブさんの故郷であるホウエンの物を取り扱う店であるらしく、個性的な料理と共に酒が有名なのは、彼に誘われた多くのジムリーダーが知るところである。


「見張り塔跡地にドラメシヤですか?…あー、この清酒うまいっすね、ちょっと強いですけど」

「しかも3匹、ね。一昨日、見回りのうちのジムトレーナーが報告を挙げてくれてね。近くにいた他のトレーナーがボールを投げたけど、抵抗して姿を消したらしい。…それが気に入ったならこちらの焼酎もおいしいよ。赤verと黒verがあって、赤の方がぼくは好きかな」

「おや登録付で弾かれたのではなく、抵抗だったんですか?…同じ酒で色が違うなんて、なんか今どきのゲームソフトみたいっすね」

「そう、つまりは野生ということだ。そのあとは慌てた様子で見張り塔方面に逃げて行った。多少追いかけたが、すりぬけも相まって姿自体消してしまったらしい。…面白いネーミングの酒だよね。まだいけそうならどうかな、もう一杯」

「迷い込んだにしては、生息域のげきりんの湖から距離がありすぎますね…地形的に間にあるエンジンシティもすり抜けたというのは考えにくい。…あー、じゃあどうせなら最後に頂きます、お勧めの赤verで」

「やはりキバナ君もそう思うか。ドラゴンタイプ独自の移動習性みたいなものがあればと思って聞いてみたけれど…。…食べ物はまだいる?」

「大体のドラゴンは縄張り意識が強いんで、間違って変な方向飛んでってもそのうち巣に帰るんですけどね。巣になんらかのアクシデントがあったとして、それでも近場を離れないやつも多いくらいです。…いや結構腹一杯になったんで、結構です、ありがとうございます。カブさんおすすめのヤキトリもみんなうまかったです」

「そうか…明日また回ってみて、見つからなければ塔内も少し探ってみるかなあ。万一親が探しに来たら厄介だし。…キバナくんてそんなに大きい体なのに意外に控えめな食欲だよね」

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設定タグ:キバナ , ポケモン剣盾 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:aks | 作者ホームページ:http://alterego.ifdef.jp/  
作成日時:2022年10月1日 21時

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