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「やったー！夏休みだー！！」
今日は終業式
すなわち明日からは夏休みだ
だからなのか、紗奈のテンションが異様に高い
「テンション高いね…」
「だって、高校の夏休みだよ！？青春しなきゃ！！」
「そう…だね？」
私も夏休みに入るのは嬉しいけど、そこまでのテンションにはなれず…
「そういえば、どこ行くかとか決めたの？」
「あ、今日決めようと思って…紗奈、放課後少し時間ある？」
「うん。大丈夫だよ〜」
「じゃあ放課後、よろしくお願いします…！」
「緊張してるね〜」
「紗奈がいるから大丈夫…って言い聞かせてる。」
「やだ、なにそれ可愛い。」
紗奈に抱きつかれながら、私はドキドキと不安が入り混じった心をなんとか落ち着かせた
・
一学期最後の授業が終わり、教室はとてもにぎやかになっていた
「佐藤さん。」
「はっ、はい！」
話しかけなきゃ…って緊張していたけど、木全くんの方から話しかけてきてくれた
…話しかけてくれるのは嬉しいけど、もう少し心の準備をさせて欲しかったかも、なんて
「夏休みのことなんだけど…」
「あ、うん！」
この日はどうかとか、どこに行きたいかとかを紗奈も交えて話をした
「…じゃあこの日に遊園地に行くってことで決定ね！」
「うん、楽しみだね。」
そう言ったのは紗奈と木全くん
「楽しみだね…！」
と私も言ったものの、まだ楽しみより緊張の方が少しだけ勝っていた
「木全くんは誰を連れてくるの？」
「あー、それなんだけど…3人連れてきてもいい？」
「3人…？」
想定したより多い人数を言われて少しだけ驚いた
てっきり1人、もしくは2人くらいだと思っていたから
「部活の友達に話したら、俺らも行きたいって言ってどうしても聞かなくて…」
「大丈夫だよ！」
とは言ったものの、仲良くできるかな…
「みんな悪いやつじゃないから、大丈夫だと思う。」
不安げな顔になっていたのだろうか
木全くんは私に微笑みながらそう言ってくれた
「じゃあ、僕ちょっと部室に寄るから…」
「あ、うん！またね！」
木全くんは私たちに手を振りながら教室を出ていった
「私たちも帰ろっか！」
「うん。ありがと、紗奈。」
「本当に楽しみだね。当日までに体調崩したりとかしないように、ばっちりコンディション整えとくのよ！」
「うん！」
みんなで遊ぶ日が来ないで欲しいような、早く来てほしいような
そんな不思議な気持ちだった
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咲彩(プロフ) - ○○さん» お褒めの言葉ありがとうございます！めちゃめちゃに嬉しいです…！ゆっくりにはなると思いますが頑張りますので今後もぜひ見てください…！コメントありがとうございました！ (2021年8月25日 16時) (
レス) id: 56598a6d46 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - Iberis大好きで何回も読ませてもらってて、いつか木全くんでお話書いてくれないかなあって思っていたので嬉しすぎます！！！咲彩さんの書く作品が大好きです！！これからも楽しみにしてます！ (2021年8月25日 14時) (レス) id: 9e1f16d5e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲彩 | 作成日時：2021年8月12日 23時
