⌇廉くんのオフ 4 ページ5
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「 でも、Aは、言ってったんや 」
「 うん、でもごめんね、もうちょっと大きめな声で今度から言う！ 」
「 俺がヘッドホンしてたから、小さめな声で言ってったんやろ？
ゲームばっかでごめん、俺も気をつける 」
そう言って仲直り。
ケンカしてないけど、なんか仲直り。
そしたら、廉くんは、つんつんって自分の唇をつついて、目をつぶってる。
…え、まさかこれ私の番！？
廉くんの唇にちゅって！？
まって、こんなシチュエーション初めてで、どうしよう、パニック。
でもその間も目をつぶって廉くんは待ってる。
可愛く待ってる。
その様子も可愛いなー…って思ってたんだけど、このままじゃ一生廉くん目つぶってなきゃいけない！ってなって。
それで、私は、廉くんの腕を少し引っ張って、目線を軽く合わせて、ちゅってキスをした。
ふにふにしてた、無理、きゅんきゅん止まんないよ…！
「 ん 」
って私の頭をぽんぽんと満足そうに笑った。
自分からキスしたのが初めてで、まだドキドキしてる。
廉くんもいつもこんな感じなのかな、そうだったら嬉しいけど。
「 それで、なに作ってくれるん？ 」
ワクワクするみたいな目でこっちを見つめてくる廉くん。
あれ、カルボナーラってバレてない？
「 カルボナーラだよ 」
「 え、俺その前うまくできへんかったやつ 」
「 しってる！ラジオ聞いてた！ 」
「 ラジオ聞いてたん 」
恥ずかしそうに少し頭をかく廉くん。
廉くんがでてる番組とか私大体見てるんだよ。
「 まだ少し時間早いね 」
まだ、5時半くらい。
もう少しゆっくりしてもいいのかなー…って。
そしたら、廉くんが、ソファに座って、横をポンポンと叩いてくれたから、素直に横に腰掛ける。
相変わらず、廉くんちのソファふわふわ。
何回座ってもそう思うの。
それから、テレビ見たり、話したりして、のんびりとした時間が過ぎる。
廉くんが笑って、私も笑う。
…幸せだなーなんて。
でも当分また会えないし、それまでまた頑張らなきゃいけなくて。
寂しいけど、廉くんもまた明日からお仕事頑張るんだから、私も頑張んなきゃいけない。
廉くんの横顔をじーって、見た。
さっきとは違って、目をキラキラさせてないけど、綺麗な横顔は相変わらずで。
明日からも頑張れそうって思うの。
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ゆあ - いつも楽しく拝見してます！わたあめ様の作品どれも大好きです！もしよろしければ憧れが好きに変わったらの、パスワード教えて欲しいです。よろしくお願いします (2023年1月2日 15時) (
レス) id: 8ee5ba9ee6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたあめ | 作成日時：2022年8月22日 11時
