二十七話 ページ28
煉獄「むう………一般の隊士にこの事を言うのは駄目だが……君達なら大丈夫だろう!!
それに見られてしまっては致しかたない!!」
簡潔に説明していく煉獄にAはずっと宇随の後ろに隠れていた。
どうせ説明し終われば自分の事を化け物を見る目で見られ、恐怖するのだろうとAは思っていたからだ。
鬼である事実は変えられない。
柱の人達だからこそ鬼であるAのそばにいても大丈夫なのだ。
そう思い宇随の隊服を軽く握り、煉獄が話終わった事でAの方を向いた三人から目を合わせないように目を瞑った。
だが、Aにきたのは恐怖や嫌悪の目でもなく、頭にきた軽い感覚だった。
貴「?」
竈門「Aと言うんだな!俺は竈門炭次郎!!よろしくな!」
頭を優しくでも、力強くでもない安心できる撫でかたにAは呆然としてしまう。
こんな撫でられかたは初めてで、まるで生前の姉のような手つきだった。
続いて猪頭の子がAに向かって叫ぶ。
伊之助「俺は山の王!!伊之助だ!!」
上半身裸でその上に猪の被り物と言う見るからに怪しい格好をしていたが、警戒心のかけらもないその態度にAはまたまた茫然としてしまった。
未だ頭を撫で続ける竈門と言い伊之助と言い…次はどんな人が出るのかと金髪の少年の方へ視線を移そうとした瞬間。
Aの腰あたりに強い衝撃が来た。
貴「う!?……っ…」
思わず驚きに目を見開き地面に尻餅をついて腰に来た衝撃はなんだと目を向ける。
するとそこには、金髪の少年が抱きついてきていた。
「可愛いぃいいい!!結婚してぇぇえええ!!!」
貴「!?」
わんわんと小さい子供の様に騒ぎ続ける少年に最初の二人とは違う意味で唖然としていると、竈門が金髪の少年を殴ってAから引き離してくれた。
竈門「すまないA!!こいつはいつもこうなんだ!!」
「黙っててよ炭次郎!!俺はAちゃんと結婚するんだ!!」
竈門「あっ、おい!!」
竈門の腕からするりと抜けてまたAに抱きつく少年にAは固まることしかできなかった。
抱擁されるのは親や姉、冨岡にされたが、抱きつかれる事は初めてだった。
それも男の子となれば…Aの頰が赤く染まっていく。
「……?この音…!!」
貴「っ……」
バッと顔を上げた少年とAの目が合った瞬間。
一本の刀が二人の間に降ろされた。
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むぃろ(プロフ) - 麗さん» コメントありがとうございます!修正しました! (2020年10月6日 12時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 十話の所ですが、はが一つ多い所があります。 (2020年10月5日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
むぃろ(プロフ) - さくらさん» わかります!甘いもの好きなのに外行かなくて運動不足になりますし、カラオケに行く予定だったのにコロナのせいで行けなくなりました…早く夏になって死滅してくれれば嬉しいんですけどね(´;ω;`) (2020年3月3日 18時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 食べれましたね!私は外出できないので太りそうです( ;∀;)極度の甘党なので (2020年3月3日 16時) (レス) id: f69b55532e (このIDを非表示/違反報告)
むぃろ(プロフ) - さくらさん» うわ…それは大変ですね!ワーク終わらせたんですか!?完全に存在を忘れていました…(−_−;)明日から投稿ペース下がったらすみませんww (2020年2月29日 23時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぃろ | 作成日時:2020年2月1日 18時