君を、守るよ。３

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ー佐久間






「なぁ、んでぇ、！泣」

「やぁ…かえる、かえる、の！！」




ぎゃんぎゃん泣きながら

ご主人様の顔面向かって枕を投げ飛ばしたのは…




今日の夜、佐久間の担当患児、

Aちゃんでーす(笑)




もう片手には…

旦那にそっくりの耳が生えた白いぬいぐるみを

握りしめてるけどそっちは投げないのね。笑







ー今から外来でAがマルクするのでちょっと行ってきます。




日勤リーダーの目黒から申し送り受けて、


あぁ今日はもうそんな日か〜なんて。


夜勤帯入っちゃったから

自分の業務放ったらかす訳にもいかず…

無事終わったかなって

心配だけ病棟でしてたけど。






ーあ、もしもし佐久間くん？A入院させたいってふっかさんが！



と外来で居残ってAの検査入ってた康二からの連絡。



あらら。また血球下がっちゃったのか。




りょーかい、いつでも上がってきていいよ〜


と返事をして、


Aのお部屋の準備をして待っていれば





まだまだ鎮静がよく効いているのか

旦那に抱かれてすやすや眠るAさんと

スタッフ御一行が病棟へ。





おい…まさか……おまえら…

Aに今日のお泊まり宣告をせずに…？


という佐久間のいや〜〜〜な勘は

大当たりと言う訳。




寝ている間に入院が決まって、

勝手に病棟に誘拐され(職場だけど)、

檻の中で目が覚めたAはそりゃもう

怒るに決まってるよ！！という(笑)





涙で真っ赤になったおっきなおめめで

翔太のことガン飛ばすギャルを目の前に…



今日の夜は深く長くなりそう、です。笑

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