九。 ページ10
.
『なにがいい？
トランプあるよ？あと折り紙とか』
「紫登ちゃんホントなんでも持ってるよね」
折り紙なんて学校に持ってきてたの小学生までじゃない？と言う青山くん。
『いろんなのあるよー』
シンプルなのから柄物まで様々な折り紙を取り出す
「いやすご」
「紫登の鞄もロッカーも机の中も四次元ポケットみたいだよなー」
「たしかに！なんでも出てくるもんね！」
「頼んで出てこなかったものないよな」
『大袈裟だよ笑』
たしかに今まで無かったものないかも。
.
.
.
「出来たー！」
『なに折ったの？』
「紙飛行機！」
※授業中です。※
『いいね！私も次紙飛行機折ろ』
「紫登ちゃんはなに折ってるの？」
『はりねずみ！』
「なにこれ凄」
「これ1枚？」
『うん！』
「やば」
『あ、黄田くんそこ違うよ』
「マジ？」
『そこは＿＿＿＿＿』
.
.
『私も紙飛行機できたー！』
「綺麗すぎて先端鋭い」
「刺したら血出そう」
「僕のとどっちが遠くまで飛ぶか勝負しよ！」
『じゃあ、負けたらジュース奢りね！』
「負けないよー！」
窓側の席の私たち。
窓を開けて2人して飛ばす準備をする。
『「せーのっ」』
飛ばしてから気づく
『いま授業中だった。』
やってしまった、バレたら怒られそう。。
「あ、瞬ちゃんたちだー」
こっちはそんなことを一切気にしていない様子の青山くん
「サッカーやってる」
『ほんとだー』
体育はグラウンドだったのか。
私たちの目の先にはペアでパスし合っている二見くんと赤井くん。
『うまいね』
さすが。
『あれ、紙飛行機は？』
二見くん見てて紙飛行機を見失った。
「あ、瞬ちゃんたちなんか拾ってる」
「あれお前らの紙飛行機じゃね？」
『あらら？』
なんてこった。
「えー、どっちが勝ったか分かんないねー」
『それどころじゃないよね』
まあ、青山くんらしいけど
「あ、こっち見た」
『え、うそ！？』
二見くんたちの方を見ると赤井くんが私たちのことを指さして何か言っている
『なんて言ってるんだろう』
「"アイツら授業中に紙飛行機作ってやがるぜ！"
"いいなー、オレも作りてえ！"
"サッカーやめて俺らも折り紙やろうぜ！"」
『一言目以外絶対違うよね』
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 176人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ここ(プロフ) - クールドジ男子のふわふわした世界観とこの作品のいきすぎてないふわふわな世界観が 素晴らしく大好物です笑次の更新も楽しみにしています！即☆押しました！笑 (2023年1月23日 21時) (
レス) id: 5bd3260c45 (このIDを非表示/違反報告)
イウォル(プロフ) - 主さんのお話の書き方すごく好きです！始めの回読んだ瞬間、「あ、これ好みの小説だわ。」と思い、秒で星押しました(笑)更新楽しみにしています！ (2023年1月20日 12時) (レス) @page2 id: 6e6f6e2838 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 更新頑張ってください!! (2023年1月17日 15時) (レス) @page9 id: 1103151c8c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はむ。 | 作成日時：2022年12月29日 12時
