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七。 ページ8

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4限目は美術だった。



場所は美術室ではなくて教室で
スケッチブックに隣の席の人を描くだけ

私の隣の席は青山くん


「紫登ちゃん相変わらず絵上手いよね〜」


『そうかな?ありがとう!

青山くんは、、芸術的だよね、』


「これ机に貼っていい?」

それは余った時間にスケッチブックの端にゆるくデフォルメ化して描いた青山くん


『いいよ!じゃあ、私もこの絵机に貼るね!』

私がゆるく描いてるのを見た青山くんも小さくゆるく私(らしきもの)を描いてくれた


仲良しか。




『じゃあね!』


「行ってらっしゃ〜い!」



お弁当を持って教室を出る


私のお昼休みは外のベンチでお弁当を食べた後、お花にお水をあげる

基本水やりは朝と放課後だけど、春夏は陽のあたる場所にいるお花には少しだけ水やりをする


だからそこまで時間はかからない



『風がちょうど良い』


冬はさすがに寒いけど、秋からの変わり目までは外で風にあたりながら過ごすお昼休みが好きだ



『静かだし』


でもたまに中庭辺りで二見くんが女の子から告白されている現場を目撃する

その度に
"ごめんムリ"。"キョーミない"。"イヤだ"。
などと無愛想にこっぴどく振る二見くんと、泣きながら走り去る女の子をよく見かけた。


それを見て、聞いている私も毎度自分も振られたような気分になる。



『二見くんは誰かを好きになることってあるのかなぁ』


二見くんに愛される人ってどんなに幸せだろう。




.
.


「あ、紫登ちゃんおかえりー!

さっき瞬ちゃん来てたよ!」


『なんだって!!!??』



うわぁ。滅多に来ないのに〜!!

「紫登ちゃんに用事だったみたい」


『え、本当!?』


しかも青山くんたちじゃなくて私に用事って、

尚更なんだって、!!?



『、、切腹』

「大袈裟だなぁ」


『行ってくるっ』


「もう少しで授業始まるよ〜
瞬ちゃんたち次体育だし。

それにもう用済んでるよ」


『え?』


「ペン返しに来たんだって」


『ペン?』

自分の机を見ると休み時間に二見くんに貸したシャーペンと置き手紙、?


『あぁ、持ってっちゃってたのか』

別に困りはしないけど
と思いながらペンと一緒に置かれていた紙を見ると


"ペン返し忘れてた。ごめん。

今度オレもかいて

二見"

という文と、なにやら人の絵とまた犬の絵。



「それ紫登ちゃんと瞬ちゃん家の犬だって〜」








はぁぁぁぁぁあ、、。



とりあえず待ち受けにしてもいいですか?


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設定タグ:クールドジ男子 , 二見瞬   
作品ジャンル:恋愛
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ここ(プロフ) - クールドジ男子のふわふわした世界観とこの作品のいきすぎてないふわふわな世界観が 素晴らしく大好物です笑次の更新も楽しみにしています!即☆押しました!笑 (2023年1月23日 21時) (レス) id: 5bd3260c45 (このIDを非表示/違反報告)
イウォル(プロフ) - 主さんのお話の書き方すごく好きです!始めの回読んだ瞬間、「あ、これ好みの小説だわ。」と思い、秒で星押しました(笑)更新楽しみにしています! (2023年1月20日 12時) (レス) @page2 id: 6e6f6e2838 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 更新頑張ってください!! (2023年1月17日 15時) (レス) @page9 id: 1103151c8c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はむ。 | 作成日時:2022年12月29日 12時

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