【名探偵コナン】愛錠第4錠【安室透/降谷零】 (ページ27)

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第162錠-⑨- ページ27

小五郎『しかし見舞客を毒殺とは』

高木『正直呪われてるんじゃないんですかねこの病院

前にも色々あったみたいだし』

安室『色々って』

高木刑事の話に表情を一変させた安室さん

その様子にまた違和感を感じた私

高木『アナウンサーの水無伶奈が入院してたって噂になったり

ケガ人が押し寄せてパニックになったり、爆発騒ぎもあったとか』

コナン『た、高木刑事！もう警視庁に帰んなきゃいけないんじゃない？』

コナンくんは狼狽えながら高木刑事に言う

すると安室さんが、さっき言っていた楠田陸道という男のことについて聞いた

高木『そういえば、その爆弾騒ぎの何日か前に破損車両が見つかって

たしかその車の持ち主が楠田陸道って男でしたよ！』

安室『っ！』

高木『この病院の患者だったそうですけど、急に姿くらましたらしくて

謎の多い事件でね、その破損車両の車内に大量の血が飛び散っていて

一ミリにも満たない血痕があって、鑑識さんが言うには…』

物騒な話だなと思いながら安室さんを見ると、目を鋭くさせて何か考えているように見えた

そんな安室さんを、怖い目をしながら見ていたコナンくん

この2人の間にどんな問題があるかは分からないけど

私は安室さんへ話かけた

A『安室さん』

安室『はい？』

A『この後時間ありますか、どうしても話したい事があるんです』

黙って私を見る安室さん

その目の色も少し怖く見えたけど、私は安室さんと目線を交じらせたままでいる

すると安室さんは小さく息を吐いた

安室『いいですよ、車近くに止めてるのでちょっと待ってください』

そう言って安室さんは駐車場へ行き、私は見える所で待つことにした

するとコナンくんが私の服の裾を引っ張ってきた

コナン『どういうつもり？』

A『私が求めたい真実を確かめる、それだけ』

コナン『…』

A『大丈夫、危険なことじゃないから』

コナンくんは心配してくれてるけど

蘭ちゃんに帰ろるよと言われ、渋々探偵事務所へ帰って行った

もちろん、何か分かったら報告はするよと言った

1人になった私は安室さんの車を待っていた

その間スマホを開き、ある写真を見た

A『…』

どうか、どうか貴方との繋がりが無くなりませんように

そう願っているとタイミングが良いのか悪いのか、安室さんの車がやって来た

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