第113錠 ページ23
蘭『すごぉい安室さん!』
園子『ナダルみたい!』
安室『いやぁ中学の時以来ですからお恥ずかしい』
蘭ちゃんと園子ちゃんが絶賛してる中、コナンくんだけ驚きを隠せない状態だった
そうか、コナンくんも安室さんの正体を知っている
私だって
すると安室さんは私たちに気づき、こちらに来た
安室『Aさんたちも来られたんですね』
A『っ!…』
安室『っ!』
近づいて来た安室さんに、思わず離れてしまった
だって目の前にいるのは本当の安室さんなの?
それとも──
"『初めまして…"バーボン"、これが僕のコードネームです』"
A『っ…』
葵『A?』
A『ぁ、いや…ごめん
やっぱり私先に戻るね、ギャラリーも多いし』
葵『えっちょっとA!』
私は安室さんと一度も目を合わせず、コートを出て行く
何故か息があがるような感覚になったけど
きっと安室さんと会ったからだ
今安室さんと会って何を話せばいいのか分からない
あんなことを言われ、あんな──
A『っ…嫌なこと思い出したな』
むしゃくしゃして顔を抑えてると、後ろから葵が走ってきた
葵のことをお構い無しに行ってしまった自分にも腹が立つ
葵『ちょっとA!どうしたの?』
A『ごめん、ただあそこに居たくなかっただけなの』
葵『居たくないって…っあの人と何かあったの?』
A『あったって言えばあるかな…』
撮影場所に戻りながら、私は葵に話した
もちろん安室さんが関わってる組織の話は伏せて
葵『はぁ!?あの人そんなこと言ったの!?』
A『うん、まあ私も思い込み過ぎたんだろうね』
葵『でもそんな言い方はないよ!
ああ爽やかイケメンさんだと思ったら、棘のあること吐くのね
Aの気持ち分かってるのかな、好きな人にそう簡単に話せることじゃないでしょ!』
A『そうだねっ…え?好きって、え?』
葵の言葉に私は目を丸くさせる
葵は違うの?と言うけど、私は否定した
A『いや、好きだから聞きたいとかじゃなくて…』
葵『…はぁ』
A『えっ、何そのため息』
葵『だって聞いてる限りA、安室さんのことばかり考えてるじゃん
それってもう、好きだからじゃないの?』
A『っ!…』
葵『…別に悪いことじゃないよ、好きな人のこと知りたいのは
でもあの人が思わせぶりのことしてきたって考えると、腹立つけどね』
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リイナ(プロフ) - 睦月 蓮さん» コメントありがとうございます!LiSA大好きでライブも行きます笑! (2021年11月2日 11時) (レス) id: 6035cdbe01 (このIDを非表示/違反報告)
睦月 蓮(プロフ) - 初めまして!いつもどうなるんだろうってドキドキしながら読んでます。LiSAさん好きなんですね!私も大好きです! (2021年10月16日 12時) (レス) id: 170d46157d (このIDを非表示/違反報告)
リイナ(プロフ) - みぞれさん» コメントありがとうございます!あたたかいお言葉嬉しいです(´-_-。`)これからも頑張らせていただきます! (2021年10月5日 20時) (レス) id: 6035cdbe01 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - とても面白くてついつい一気に読んじゃいました!更新頑張ってください!これから楽しみにさせて頂きます! (2021年9月27日 20時) (レス) @page6 id: 976162990d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リイナ | 作成日時:2021年9月26日 15時