優等生～番外編～【相澤消太】 (ページ2)

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お家デートページ2

初めてのデートはデートらしいことは一切できなかったが今回は消太さんの部屋に誘ってもらえた。
なんでも今年からは担任を持ってない先生は寮ではなくて学校から近ければ各自で部屋を用意してもいいということになったみたいで消太さんは今年から担任は持たない形になったみたいで一週間前に引越しを終えたらしい。
着いた場所は高級そうなマンションだった。
私は言われた通りに番号を打てばエントランスへの扉が開きエレベーターに乗り部屋に向かいチャイムを鳴らせば消太さんが出てきた。

相澤「来たか」

『はい、お邪魔します』

中に入ると消太さんにしては少し大きめは部屋だった。
まぁ疲れを取るためには広い方がいいのかな。
そんな事を考えながらソファーに案内され座れば目の前に紅茶を用意してもらった。

『なんか消太さんらしくない部屋ですね』

相澤「...そうか？」

『一人暮らしにしては広いなと思って』

相澤「...気のせいだろ...それより...映画観るんだろ？」

『あっはい...借りてきてくれたんですか？』

相澤「あぁ...俺の好みになるが」

そう言ってレンタル屋の袋の中から出てきたのは猫のドキュメント映画と高校生の恋愛映画とホラー映画だった。
私はお化けが嫌いなため静かにホラー映画を袋に戻してはニコニコと二つを見比べる。

『どっちがいいかな～』

相澤「そうか...ホラーがいいか」

『あー！ダメです！嫌だから閉まったんです』

相澤「こんなのただの作り物とかだ...実際のものじゃない」

『それでも怖いんです』

相澤「そばにいてやる...Plus ultra...だろ？」

『むー...性格悪いですよ』

相澤「そう頬をふくらませるな...始まるぞ」

消太さんは私の隣に座りほっぺを膨らませてる私のほっぺの片方をつんつんと押してそういえば画面が着き映画が始まった。
私は消太さんの服の裾を掴んで見ていたがお化けなどが出る度に叫んでは消太さんの腕にしがみつく。
私が叫んでいても消太さんは表情を一切崩さずに映画を肘をつきながら見ていて空いてる方の手で私の頭を撫でて落ち着かせてくれた。
やっと映画が終わった時には私は抜け殻のようになった。

相澤「大丈夫か？」

『怖すぎる...』

相澤「ククッ...お前の怯えてる顔も可愛かったよ」

『ただドSですよ...そんなの』

可愛いと言われればボンッと音が鳴るぐらい顔が熱くなり顔を背ける。
こんな体験ができるならホラー映画もいいかも。