19話 ページ21
衝撃により私は気を失っていた。
ゆっくりと目を開けると周りはコンクリートの棘でいっぱいだった。
そして私を守るようにしてウェポンさんが立っていたのだがその胸には細いコンクリートの棘が刺さっていた。
『っ...ウェポン...さん』
ｳｪﾎﾟﾝ「カハッ...目覚ましたか...怪我ないか？」
『私の事なんかより...ウェポンさんがっ』
ｳｪﾎﾟﾝ「俺は平気...気にするな」
『なんで...なんで私なんか』
ｳｪﾎﾟﾝ「俺の大事な愛弟子をみすみす殺させるわけないだろ？...それに約束しただろ？...守るって」
『そんな...』
ｳｪﾎﾟﾝ「それにAに傷なんかつけたら...イレイザーにめちゃくちゃ怒られるしな...カハッ」
『今すぐ治療を...』
ｳｪﾎﾟﾝ「もう無理だ...A...頑張ってヒーローになれよ...後...相澤と山田に...合コンは行けないこと...言って...く...れ...」
その言葉を残してウェポンさんはピクリとも動かなくなった。
私は目の前で起きたことに理解するのに時間がかかった。
そして考えるより先に体が勝手に動き治崎の元に走った。
緑谷君が相手にしてるのを見ては直ぐに魔術で治崎に炎をぶつける。
治崎「ぐぁあ！...この女っ」
『アンタだけは許さない！』
大型魔術をどんどん出していく。
もう頭は回っていなかった。
魔力の配分なんて考えれなかった。
ただただこの男を殺したいとしか思えなかった。
『ハァ...ハァ...』
治崎「ぐっ...この女...やはり強いな...だが感情に流されすぎたな」
『くっ...』
魔力がもう底をつきていた。
立っているのもやっとの状態。
かなりのスピードで向かってくる治崎の手を触れないように避けたがその代わりに蹴り飛ばされれば壁に激突する。
『っ！』
治崎「お前のその個性には少し興味がある...だから殺しはしない...だが...少しは苦しんでもらわないとな」
『...っ...ぁああ！』
そういえば倒れている私の上に跨り動けないようにされればお腹にナイフを突き刺されそして修復されを何度も繰り返された。
ミリオ先輩達を安全なところに連れていこうとしていた緑谷君が私の叫び声に気づいたのか戻ってきてくれて治崎を蹴り飛ばしてくれた。
緑谷「マジルキー！」
『っ...』
緑谷「血が...早く止血しないと」
しかしそれを治崎が許すわけなく緑谷君に向かっていった。
そして私は2人が戦い始めたのを最後に意識をなくした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 189人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あ - 雑学、ではなく座学 だと思われます。 (2019年12月1日 1時) (
レス) id: 148a2a2a03 (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 完結おめでとうございます！デート中にA組に遭遇とかしてほしいです (2019年5月18日 22時) (レス) id: 683b468af3 (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 完結おめでとうございます！番外編もみたいです！ (2019年5月18日 18時) (レス) id: 9d8e6e9190 (このIDを非表示/違反報告)
*泡姫*(プロフ) - Ramu24さん» コメントありがとうございます！誤字のご指摘ありがとうございます！直ぐに修正させていただきます<(_ _)>皆様に楽しんでいただけるようこれからも頑張って更新していきます！ (2019年5月15日 19時) (レス) id: dc26dd299b (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - あの、初めまして。気になったのでいいですか？25話の最後あたりの、「お礼を言う」が「俺を言う」になってますよ！間違ってたらすみません！このお話、推しがメインなので大好きです！これからも頑張ってください！失礼しました！ (2019年5月15日 18時) (レス) id: 9d8e6e9190 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：泡姫 | 作成日時：2019年4月23日 2時
