21話 ページ23
ウェポンさんが亡くなってしまい私はインターンを一時中断することになった。
校長先生達と話をしていろんなヒーローに掛け合ってくれているらしい。
申し訳ないとしか思えなかった。
校長室から出るとちょうどマイク先生に話しかけられた。
ﾏｲｸ「Hey！マジックガール！今日も校長と面談か？」
『...はい...色々探してくださってるみたいで申し訳ないです』
ﾏｲｸ「それはマジックガールが気にすることじゃないぜ！」
『...そうですかね』
ﾏｲｸ「よし！マジックガール！ちょっと手伝って欲しい事があるるだ！come on！」
マイク先生はそう言って歩きだしたため私はその後を追うように歩きだした。
何を手伝って欲しいのだろうか。
着いた場所は資料室だった。
マイク先生が中に入っていくため私も中に入るとそこには相澤先生が資料とにらめっこしていた。
ﾏｲｸ「Hey！イレイザー...助手を連れてきたぞ」
相澤「あ？...風間か」
ﾏｲｸ「マジックガール！イレイザーは今色々忙しいみたいなんだ...手伝ってやってくれ」
そういえばマイク先生は資料室から出ていってしまったため部屋には沈黙が訪れた。
相澤先生とはあれから全然話していない。
先生自体も忙しそうだったし何より私が気まづかった。
相澤「...風間...こっちに座れ」
『えっ...あっはい』
少しため息を吐いてから相澤先生に向かいの椅子に座るように言われれば大人しく向かいのパイプ椅子に座ることに。
相澤先生は持っていた資料を机の上に置き私の方を見てきた。
相澤「アイツが死んだこと...お前は自分のせいにしてないか？」
『っ...事実...私がもっとちゃんとしていれば...』
相澤「それは自意識過剰だ」
『っ！』
相澤「あの時お前だけを守ってたわけじゃない...その後ろにいる壊理ちゃんも守ってた...だからお前だけを守ったわけじゃない」
『それでも！』
相澤「ヒーローは目の前で救えない命はいくつもある...お前はその度にそうして自分の事を蔑み落ち込むのか？.....合理的じゃない」
相澤先生の言ってることはもっともだ。
ヒーローは市民を守るのが仕事だがどうしても救えない命だってある。
その度に落ち込んでいてはヒーローなんて務まらない。
分かってはいるけどまだ気持ちの整理というものが出来ない。
相澤「お前は1人じゃない...仲間も教師もいる...何でもかんでも自分一人で抱え込むな」
そう言って頭を優しく撫でられると心の重みが少し軽くなったような気がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 189人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あ - 雑学、ではなく座学 だと思われます。 (2019年12月1日 1時) (
レス) id: 148a2a2a03 (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 完結おめでとうございます！デート中にA組に遭遇とかしてほしいです (2019年5月18日 22時) (レス) id: 683b468af3 (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - 完結おめでとうございます！番外編もみたいです！ (2019年5月18日 18時) (レス) id: 9d8e6e9190 (このIDを非表示/違反報告)
*泡姫*(プロフ) - Ramu24さん» コメントありがとうございます！誤字のご指摘ありがとうございます！直ぐに修正させていただきます<(_ _)>皆様に楽しんでいただけるようこれからも頑張って更新していきます！ (2019年5月15日 19時) (レス) id: dc26dd299b (このIDを非表示/違反報告)
Ramu24(プロフ) - あの、初めまして。気になったのでいいですか？25話の最後あたりの、「お礼を言う」が「俺を言う」になってますよ！間違ってたらすみません！このお話、推しがメインなので大好きです！これからも頑張ってください！失礼しました！ (2019年5月15日 18時) (レス) id: 9d8e6e9190 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：泡姫 | 作成日時：2019年4月23日 2時
