【名探偵コナン】欠片を探しに

二十七欠片 ページ29

『これがあの日の行動の真実
どう？こんな嘘みたいな話信じられる？
……無理だよね、私だって信じられないもん』



「いや、話事態は本当に突拍子もねぇけどお前がこんな嘘つく奴じゃないことは信じてる
それにお前は萩原を知らなかった、俺らが会わせなかったからな。
それなのに俺達が知り合いだってことを見抜いた、それだけでも信じる要因にはなる」



『…二人からよく話聞いてたじゃない、チャラくてすぐ調子にのるけどいい奴だって
それで私が気になって会いに行ったかもしれないよ？』



「もしそうだとしてもあいつの態度で分かる、嘘なんてつけない奴だからな
それにAだって会ったことのある奴を"知らない人"なんて言わないだろ」




『……知らない人の夢を見ただけ、こんなこと現実に起こるはずないそう思った
でもそれは実際起きて、目の前には夢で見た人がいる

萩原さんの為じゃないの
ぜんぶ、全部お兄ちゃんたちの為！お兄ちゃんたちに泣いてほしくないから、悲しい思いして欲しくないからだから助けたの！助けたいと思ったの！でも…あの夢にお兄ちゃんたちがもし出てこなかったら！私は助けに…っ
最低なの私は、結末が分かっていながら見捨てようと「A！大丈夫だから」……っうううっ！！』



最低なことをしようとした自分
そしてこんな私を抱きしめ大丈夫と言ってくれる陣平お兄ちゃんの優しさに涙が止まることはなかった

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ラッキーなキャラ

灰原哀

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