【名探偵コナン】欠片を探しに

六欠片 ページ6

埃ひとつない自分の(らしい)部屋に入る
白を基調とした可愛い部屋
良かったピンクじゃなくて…好きだけど少し抵抗がある
それなら黄色や緑の方が好きだ

もうすぐ卒業するらしい小学校に通うか、このまま卒業するかを話しあうことになった
相談の結果


このまま卒業し、中学校から通うということに決まった
小三まで普通に通っていたから思い出すこともあるかもしれないけど
多くの情報を一気に入れるのを両親が拒んだ結果だ。ゆっくりでいいと


でも私には幼馴染の子がいるらしく
その子に会うことは許されている
どうやら目を醒ましたあともお見舞いにきてくれたらしいが会えることはなかった

その子の名前は笹宮椎菜(ささみや しいな)
さーちゃん、しーちゃんと呼び合い仲が良かったらしい



数日後

さーちゃんとさーちゃんのお母さんが遊びに来た

顔を見たとたん涙を流すさーちゃんに困る私、それを笑顔で見つめるお母さんたち
色々なことをいっぱい話した
一緒に撮った写真が載っているアルバムを見たりしていると時間はあっと言う間に過ぎて行った

二人が帰ったあと自分の部屋に戻る
部屋の角に置かれた勉強机、その上に満面の笑顔を浮かべた二人の写真が飾ってある
始めは自分と誰だか分からなかったものの
今日会って分かった
これは私とさーちゃんの写真だ

いまだに自分の事が分からないままで怖かったけど
記憶を失う前の私はこんな笑顔を浮かべる子だったんだと思ったら少しだけ心が軽くなった気がした。

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ラッキーなキャラ

灰原哀

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