志摩の彼女は白衣の戦士2 ページ16
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――――――・・・
俺が不運なのか
伊吹が幸運なのか分からないが
伊「治療費払わず逃走かぁ〜・・・」
俺達は今、ペルソナ総合医療センターに来ている
志「患者さんがたくさん居るんだ、静かにしてろよ」
伊「確かこの前の女医さんここだよね?会えるかな〜?」
キョロキョロした伊吹と共に、目的の科へと歩く
周りはお腹の大きな人や子連れの人が多く、少し緊張してしまう
志「すみません、警察です。」
伊「で―す」
ナースステーションのような所に居た看護師らしき人に声をかけて手帳を見せると、伊吹の見た目に一瞬驚いた様子でこちらを見た後、対応してくれた
「あ、少々お待ち下さい」
女性が離れると隣の伊吹が、カウンターの冊子を手に取りながらボソッと呟いた
伊「ナース服じゃないんだね」
志「・・・助産師じゃないのか?」
伊「あぁ〜!成程ね」
伊吹は相変わらずな思考をしているが、俺は女性が入っていった奥の扉から誰が出てくるのか気になってそれどころじゃない
男2人(しかも片方はチャラついてる)が廊下に立っている為、かなりチラチラ見られて居心地が悪い中、奥の扉が静かに開いた
廊下に出てきたのは小柄な女性で、白衣の胸ポケットにペンを入れながら近づいてくる
『お待たせしました、産婦人科医の椎名です』
志「あ、機動捜査隊です」
ペコリと頭を下げる姿に慌ててこちらも頭を下げた瞬間、隣にあった気配が動いた
伊「俺、伊吹藍って言います!!会いたかった!!!運命だね!」
俺が顔を上げると、相手の手を握って腰をかがめながら自己紹介をするバカの姿
志「・・・・・・・・・おい伊吹」
予想通りとは言え、、、腹立つな
俺が伊吹の肩を掴もうとした時
『伊吹さんですよね、お話は伺ってます』
伊吹に手を握られたままニッコリ笑ってそう言った
伊「・・・・え?先生、俺の事知ってんの?」
『404の足が速い伊吹さん。ですよね』
伊「何で何で??どっかで会った??」
『いつも彼から聞いてます』
伊「・・・・・・・彼?」
そう言ってAは俺の方をチラッと見る
志「・・・・・・・そういう事だ。だから今すぐ手を離せ」
伊「ぇえええええ!!??」
志「バカ!うるさい!!!!!」
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ちゅん(プロフ) - コウノドリ!!!コウノドリ好きなのでお話入ってて嬉しかったです!これからも応援してます!頑張って下さい!! (2020年12月26日 17時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
con(プロフ) - 由羽さん» ありがとうございます♪楽しんで頂けて嬉しいです( *´艸`) (2020年10月21日 16時) (レス) id: 984b2836e2 (このIDを非表示/違反報告)
由羽 - とても面白かったです!!最高でした☆いつも楽しませてもらってます(*^^*) (2020年10月20日 21時) (レス) id: 7535220b5c (このIDを非表示/違反報告)
con(プロフ) - puppy0408さん» 犬404を飼いたすぎて作っちゃいました!!(笑)少しでも笑ってもらえると嬉しいです♪ (2020年10月19日 15時) (レス) id: 984b2836e2 (このIDを非表示/違反報告)
puppy0408(プロフ) - い、いぬーーー!志摩さんと伊吹が犬になる話が読めるのはココだけ!!!最高です!!!笑 (2020年10月18日 23時) (レス) id: 6a087230a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狐 | 作成日時:2020年9月17日 21時