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※肌色表現アリ
カット割りの関係で、何度か同じような動きを繰り返しながら撮影は進み
今は布団の中で2人並んで髪を直されている状態
「あ―････緊張する」
『え、緊張してたんですか？』
思わず出た俺の呟きに、隣でメイクさんに前髪を直してもらっていたAが反応した
「そりゃするよ」
『全然そんな風に見えなかったから慣れてるんだなって思ってました』
そう言って笑ったAの笑顔が、何故か今日はとても色っぽく見えるのはこの状況のせいなんだろうか
次からは一連の流れでカメラを回し続ける
スタジオに響いたカチンコの音と共に、俺はAを見下ろす形で顔の横に手をついた
所謂押し倒しの状態
上から見下ろすAは、どこか儚げでとても色っぽく、それでいて少し愛らしさが見え隠れする雰囲気があり、俺は愛おしさをぶつけるようにキスの雨を降らす
お互いに前張りをした状態で布団に入っているせいで
体温がダイレクトに伝わってくる
髪を撫で、頬を撫で、腰を撫で、太ももを撫でると
Aもそっと俺の頬を撫でて口付けをせがむ
とても愛おしくて、大切で、苦しくなるこの感情は役のせいなのか
それとも役に入っているAが、俺を懸命に愛してくれている事に喜び
そして、役が終われば俺を愛してはくれないという現実への苦しさなのか
色んな思いが重なりながら、精一杯目の前のAを愛した
――――――――――――――
―――――――――――
――――――・・・
撮影はスムーズに進み、1番の山場の撮影は終了した
微笑ましく軽いキスをしたり、手を繋いだりのスキンシップのシーンはまだまだ残っているが、最大のラブシーンを終えてしまえば少し気楽に感じる
監「OK！セットチェンジ！」
監督の声が聞こえ、バスローブが渡される
先に立ち上がり背を向けてバスローブを羽織ると、後ろでも布の音がした
「一旦楽屋に移動お願いします」
お互いに何も言わず楽屋に向かったが
俺の脳内は、カットがかかる寸前のAの表情でいっぱいだった
“･･････好き･･･”
声は発していなかったが、確かに俺の目を見てそう言っていた
俺たちが演じる役は、作中一度も愛の“言葉”を伝えない
表情や仕草で愛を伝える2人
勿論この��声に出さない告白��は台本にも載っていなかった
.
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狐con(プロフ) - seaさん» 温かいお言葉ありがとうございます(；ω；)今後も頑張れそうです！！(*´ω｀*) (2020年12月4日 22時) (
レス) id: a6b410efd0 (このIDを非表示/違反報告)
sea(プロフ) - conさんの小説好きですー。展開もconさんが思う通りにしていけばいいと思うし、画像も新しく見れて最高です！ (2020年11月13日 21時) (レス) id: 781f059dda (このIDを非表示/違反報告)
狐con(プロフ) - 少女 A.さん» 現実ではあり得ないとは思いますが、ここでの源さんはかなりSNSでアピールしていたのでこうなりました。ご期待に添えず申し訳ありません。 (2020年10月9日 21時) (レス) id: a6b410efd0 (このIDを非表示/違反報告)
少女 A.(プロフ) - 撮られにいく、配信で事実を公表となるか…それまではすきだったのに、 (2020年10月8日 3時) (レス) id: 25eeb7d115 (このIDを非表示/違反報告)
con(プロフ) - erikichisanさん» ありがとうございます(^^♪)挿絵も楽しんで頂けて嬉しいです!!今後も是非源さんとの恋をお楽しみ下さい♪ (2020年9月30日 16時) (レス) id: 984b2836e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐 | 作成日時：2020年9月4日 18時
