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「Aたちは、どうやって生活してるの?」
「どうやって…?」
「例えば、洋服とか。最初に着てた服はどうしたの?」
「お父さんたちが持ってきたの。借り暮らしって言ってた」
「借り暮らし…アニメみたいな話だね」
「だから見たことあるやつもあるよ?」
「ふぅん。どんなやつ?」
「鏡とかやかんとか、いっぱい」
「…へぇ」



人間界から借りてくるのはオトナの男の仕事。人間界へ繋がる扉があるらしいけど、女やこどもはどこにあるか教えられてない。だからわたしがここに迷い込んだのはすごくすごく不思議なことだ。



ミンソクは天井をぼーっと見つめた。それをジーっと見てるとなんだかお腹の辺りがウズウズする。



「ミンソク…キレイ」
「ん?」
「目が大きくて鼻がしゅっとしてて顎もしゅっとしてて、唇はふかふかで赤くてね」
「ふかふか?」
「うん…触ってみてもいい?」
「…触りたい?」
「うん!」
「じゃあ、Aの唇も触っていい?」
「いいよ?」



そういったらぐっと顔が近くなって、唇が暖かくなった。お腹の下がもっとウズウズした。



「…どうだった?」
「…やわらかい…」
「………こういうことしたことないの?」
「ないよ…ミンソクはあるの?」
「……いっぱいあるよ」
「え…いいなぁ」


一瞬だったのに、すごく柔らかくてほわっとした。いっぱいあるなんて、ずるいと思う。

そう言ったらその日から毎日たくさんしてくれた。くっつくだけじゃなくてはむはむされたり頭を抱き締められながらされたり。お腹の下あたりのウズウズがやむことがなかった。






いつも8のときに帰ってくるのに、今日は10になっても帰ってこなかった。たまに遅くなることはあったけどここまで帰ってこない日はなかなかなかった。家の中をウロウロしたり、寂しいって鳴いてみたけど帰ってこなかった。



どうしよう…



このまま帰ってこなかったらきっと他の人間に見つかって殺されちゃうかもしれないって怖くなって涙が出てきた。すると小さくカツンカツンって足音が聞こえた。遠かったそれがどんどん近くなって家の前で止まった。



「ふぅ…ただいま」
「う……ミンソク……うあああん」
「え?どうした…」
「かえってこないかとおもったぁ…」



わんわん泣いて両手を出して抱っこをねだると笑ってちゃんと抱っこしてくれた。背中を優しく撫でて耳元で「大丈夫大丈夫」って繰り返し言ってた。お酒を飲んできただけって。

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設定キーワード:EXO , 短編 , シウミン   
作品ジャンル:恋愛
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こむ(プロフ) - みんさん» みんさん!気づくのが遅くなってしまってすみません(T_T)めちゃめちゃ嬉しいです〜〜!サイコ染みたシウミンですが、私もこういう話が好きで書いてて楽しかったので、楽しんで貰えて何よりですもありがとうございます〜〜! (2019年5月25日 11時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - こちらのシウミン大好物で、何回も読んでしまいます。こういう系、読んでて楽しいです! (2019年5月17日 0時) (レス) id: 4f645da4fc (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ぺとみさん» いつもありがとうございます〜!うわ〜ん、すきです〜ToT.本当はもっと変な終わり方だったんですが途中で私何書いてんのかな?と我に返ってしまい…笑 このシウミンには言ってはいけない言葉がありまして、それを言ったときは…)^3^( やばい編はこれにて終了です!!笑 (2018年4月24日 21時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 絶対の絶対の絶対に殺されちゃう〜〜><と思って読んでたので………まぁ殺されなくてよかった?とも思ったりもしましたが………どっちも難しい〜〜〜シウミン怖いからなおさら………><でも相変わらず面白かったです〜!!もっとやばくなります??(笑) (2018年4月16日 23時) (レス) id: 39faf143c2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» ジュンミさまに気に入っていただけたみたいで、すごくすごく嬉しいです!!よかったー!!\(^o^)/これからも読んでいただけるように頑張ります〜!ありがとうございます!! (2018年4月14日 13時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こむ | 作成日時:2018年3月4日 21時

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