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ベッドに腰かけるとこっちまで近付いて側に立った。見上げる私と見下ろすセフン。


「決まった」
「はい」
「やめさせない」
「……………え?」
「絶対に、やめさせない」


そういうと同時にベッドに片膝を乗せて、私を押し倒そうとする。こんなに男の人を近くで見ることもなく、さっきから私には対応しきれないことが立て続けに起きていて頭が噴火しそう。顔が赤くなってるのは自覚している。


「何でですか」
「何でって…」
「こうやって触ったら、解雇ですよね?」
「う…や、やめてよ…」

 
 肩に添えられていた手をゆっくり優しく下に撫で下ろす。そして二の腕をきゅっと掴んでそのまま倒してくる。



「え、あえ、ダ、ダメだってば!」
「だったら今すぐクビって言ってください」
「ク…言わない」
「何で?」
「もし…もしもよ?そう言ったらどうするの?」
「結婚してもらう」
「ほらぁ!だから言わない!」
「言えって」
「ぜーったい、言わない!」
「じゃあずっと俺が側にいるし何でもするから、キムジュンミョンのことは忘れろ」


 ついにベッドにぽすっと体が倒れた。見下ろしてくるセフンは、今までのどのセフンよりも"男"だった。正直いうと、もう私の頭のなかにはジュンミョンさんはいない。



「セフン…自分の立場わかってる?」
「うん、だから解雇しろって」
「じゃ、じゃあ…自分から辞職すればいいでしょ?」
「それは出来ない」
「なんで!」
「Aは俺がいなきゃ何もできないから」





私を馬鹿にするセフンに腹が立ったから。
解雇を望むならしない。結婚を望むならしない。さんざん私を困らせた罰。今もなお掟を破り続けているのは黙っていてあげるから、セフンも困ればいい。人はそう簡単に変われないんだ。素直に聞いてたまるものか。

セフンも私のことで泣けばいいんだ!



ここからセフンと私の攻防戦が始まった。





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設定タグ:レイ , チャニョル , セフン   
作品ジャンル:恋愛
関連タグ:ユンギ , YG , グク , J-HOPE , bts , ホソク
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こむ(プロフ) - ひなさん» 遅くなってスミマセン!コメントありがとうございますー!わーん( ;∀;)嬉しさ爆発です!!続編できるの、時間がかかるかもしれないですが…(*´ω`*)やる気出ました!ありがとうございます! (2018年1月21日 14時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 執事セフンたまんないです!きゅんきゅんがとまりません( ;__;)また続編よみたいです、、! (2018年1月14日 2時) (レス) id: c290ea6bde (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» はじめまして!めっちゃ嬉しいお言葉ありがとうございます!!そんな風に思っていただけるなんて感無量です!いつかお答えできるように進展させようと思います、脳内で! (2017年12月17日 23時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ジュンミ(プロフ) - はじめまして!すごく好きなお話です!!セフン との話長編で読みたいです!!!!! (2017年12月11日 0時) (レス) id: 02379d08bf (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます!そのお言葉をいただけることがもうスーパー嬉しいです!! (2017年12月10日 1時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こむ | 作成日時:2017年11月21日 0時

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