7 ページ45
.
第7話
見たい映画が一緒だったので、ジュンミョンさんと見に行くことになった。できれば1人で出て行きたかったけど、私に対するセキュリティが強いこの家から1人でバレずに外出するなんて不可能なものだ。
休日に朝早く起きて化粧もしていたらそれだけで怪しまれる。
「どこにお出掛けですか?」
セフンも抜かりない。私の様子にいち早く気づく。
「映画見に行く」
「……どなたかとご一緒にですか?」
「ひ、1人で」
「では、ご準備できましたらお送りします」
「いやっ…、大丈夫1人で行ける」
「お嬢様、まだ分かってないんですか?俺がいないとどこにも行けませんよ」
この人たぶん何もできない私を馬鹿にし始めてる。強めの口調に思わずイラッとして睨むと、ふっと笑った。なんでそこで笑うの?私の使用人だったら謝るところじゃないの?
「…ジュンミョンさんと約束してるの」
「……………」
「ね?そこにセフンがいたらおかしいでしょ」
「おかしいですか?」
「え…おかしくない?ジュンミョンさんも困るんじゃないかな」
「では事前に了承を得ます」
胸ポケットから携帯を取り出して何処かへ電話をし始める。慌ててセフンの手に飛び付くと、吃驚して私を見た。
「やめてよ!」
「何でですか」
「デ、デートなの!」
「デート………」
「そう、だから、1人で行くの」
デートのつもりはないけれど、世間一般的にはこれもデートと呼ぶんだろう。恥ずかしくなりながら告げると、一歩さがって私が飛び付いてよれた身なりを整えた。
「あの男はやめた方がいいと思います」
.
1401人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こむ(プロフ) - ひなさん» 遅くなってスミマセン!コメントありがとうございますー!わーん( ;∀;)嬉しさ爆発です!!続編できるの、時間がかかるかもしれないですが…(*´ω`*)やる気出ました!ありがとうございます! (2018年1月21日 14時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 執事セフンたまんないです!きゅんきゅんがとまりません( ;__;)また続編よみたいです、、! (2018年1月14日 2時) (レス) id: c290ea6bde (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» はじめまして!めっちゃ嬉しいお言葉ありがとうございます!!そんな風に思っていただけるなんて感無量です!いつかお答えできるように進展させようと思います、脳内で! (2017年12月17日 23時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ジュンミ(プロフ) - はじめまして!すごく好きなお話です!!セフン との話長編で読みたいです!!!!! (2017年12月11日 0時) (レス) id: 02379d08bf (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます!そのお言葉をいただけることがもうスーパー嬉しいです!! (2017年12月10日 1時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こむ | 作成日時:2017年11月21日 0時