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ビニからあんなこと聞いてから微妙にテンション上がらない。私の黒歴史、どうにか消せないかな。とぼとぼ家に帰ってると、おしりのポケットにいれたスマホが震え出す。なかなか鳴りやまないから電話かな?歩みを止めてスマホを見ると知らない番号。怖いけど、通話ボタンを押して耳を当てると、聞き覚えのある声。


「あ、Aちゃんいまどこ?」
「今は駅に向かってる…」


 って普通に受け答えしてどうする私。なんでレイ君が電話してくんの。なんで番号知ってるの。私教えたっけな。


「そっかぁ、じゃあ今から僕に会いに来て」
「…えっと?」
「寂しい。Aちゃんに会いたい」


 何故、何故私。今まで誰を呼んでたんだろ。そんなこと思うくせにちょっと胸がときめいちゃってるの相当悔しい。恋愛初級の私には一昨日から刺激が多いなぁ。結局もと来た道を引き返して、レイ君の家まで歩いた。


 薄い記憶をたどってレイ君の住むマンションにいくと、しゃがんでいる人っぽいものが見える。それは私に気が付くと手を振った。まさか来るまでここで待ってくれてたのかな。胸キュン。チャラ男に胸キュン。私引っ掛かりやすすぎじゃん。





「本当に来てくれた」
「いいえ…あの」
「さー部屋へレッツゴー!」


 私の手を引いてエレベーターに乗り込む。二人っきりだと緊張してたら、レイ君は手慣れた感じで私を引き寄せて軽くキスをしてくる。ありえない。誰かに見られたらどうするの、恥ずかしくて死んじゃう。でもこうやって近付くと香る甘い匂い。すごく心地良い。


「…Aちゃんは可愛いなぁ」
「いつもこうやって女の子連れてくるの?」
「…え」
「あ、ごめん、忘れて!」
「…うん。無理かな」


 気まずい。私空気読めないにも程がある。思ったことすぐに口に出しちゃうのほんとどうにかしたい。

レイ君は、なんか考え事してる顔をしてエレベーターを降りた。さっきまで近かった距離も今は、なんだか遠い。まぁ、遊ばれてるだけだからいっか。そう言い聞かせてみてもやっぱりモヤモヤしちゃう。自業自得。

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設定タグ:レイ , チャニョル , セフン   
作品ジャンル:恋愛
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こむ(プロフ) - ひなさん» 遅くなってスミマセン!コメントありがとうございますー!わーん( ;∀;)嬉しさ爆発です!!続編できるの、時間がかかるかもしれないですが…(*´ω`*)やる気出ました!ありがとうございます! (2018年1月21日 14時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 執事セフンたまんないです!きゅんきゅんがとまりません( ;__;)また続編よみたいです、、! (2018年1月14日 2時) (レス) id: c290ea6bde (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» はじめまして!めっちゃ嬉しいお言葉ありがとうございます!!そんな風に思っていただけるなんて感無量です!いつかお答えできるように進展させようと思います、脳内で! (2017年12月17日 23時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ジュンミ(プロフ) - はじめまして!すごく好きなお話です!!セフン との話長編で読みたいです!!!!! (2017年12月11日 0時) (レス) id: 02379d08bf (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます!そのお言葉をいただけることがもうスーパー嬉しいです!! (2017年12月10日 1時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こむ | 作成日時:2017年11月21日 0時

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