Lay『誘発』 ページ1
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第1話
カーテンの隙間から日が差し込み、寝ている私の顔を照らす。まだ眠たいのに太陽に起きろと言われているようで、仕方なく瞼を開ける。目の前には、なんだか見覚えのない色の布団とふわふわの綿。
綿…?じゃない、これは誰かの頭…?
周りを見渡すと、見たことのない部屋で明らかに自分の家ではなかった。慌てて起き上がれば裸の自分。そして慌ただしい私に気付いたのか、そこにいた頭もむくりと起き上がり、寝ぼけ眼のきれいな顔した男が私を見て微笑んだ。
「起きるの早いよー、Aちゃん…」
「ひっ…!誰!」
「誰って、ひどい…昨日のこと覚えてないの?あんなに燃えたのに」
「うわーやめて!私やっちゃった?!」
「うん、僕としたよ」
頭を手で支えながら、反対の手で私の頭を引き寄せて口を近付けてくる。こいつ、なんでそんなに飄々としてるの?嫌がる私に構わず、何度も何度もキスをしてきて最後には舌までいれてきた。
「んー!待って!離して!」
「ん?やだよ」
「ごめんマジ覚えてない!ちょっと整理させて!」
「しょうがないなー」
やっと離れてくれたから、そばに落ちてた私の下着をかき集め着て、はいっと渡されたTシャツに腕を通す。あー、すっごい良い匂い。ていうかこの空間自体がなんだかすごく良い匂いがする。程よく甘い香り。
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こむ(プロフ) - ひなさん» 遅くなってスミマセン!コメントありがとうございますー!わーん( ;∀;)嬉しさ爆発です!!続編できるの、時間がかかるかもしれないですが…(*´ω`*)やる気出ました!ありがとうございます! (2018年1月21日 14時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 執事セフンたまんないです!きゅんきゅんがとまりません( ;__;)また続編よみたいです、、! (2018年1月14日 2時) (レス) id: c290ea6bde (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» はじめまして!めっちゃ嬉しいお言葉ありがとうございます!!そんな風に思っていただけるなんて感無量です!いつかお答えできるように進展させようと思います、脳内で! (2017年12月17日 23時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ジュンミ(プロフ) - はじめまして!すごく好きなお話です!!セフン との話長編で読みたいです!!!!! (2017年12月11日 0時) (レス) id: 02379d08bf (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます!そのお言葉をいただけることがもうスーパー嬉しいです!! (2017年12月10日 1時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こむ | 作成日時:2017年11月21日 0時