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・・・



えーっと、なんだっけ?
生とレッドアイとモヒートと…あー。一気に頼むなよな、覚えられない。それでも手際よく作ってカウンターに置くと、客は自分のものだ!と勝手に取っていく。どうやら間違いはなかったようだ。


そして、目の前に座るこいつに。



「はい、生絞りレモンサワー」



果肉たっぷり、思いっきり酸っぱいサワーを無抵抗に飲む。女の子が隣に座って肩に凭れかかってきたら、ちゃんと会話をしてあげてるけどすごい適当。会話が広がらないって早々に諦める子は今日で3人目だ。



「おーい」
「…ん?」
「どうしたどうした。ヒョンに言ってみ?」
「言ったって意味ない」
「お前な」



隣から注文が入って、新しいグラスを取る。なにこのオーダー。酔わせるためのような酒ばっかじゃねーか。



「言ったって意味ない」



ん?それさっきも聞いたけど。



「どうしたよ。いつものクールなセフン君は何処へやら」
「………」
「仕事?なんかあった?」



作り終わってカウンターに出す。ブサイクなくせにチャラついて頑張ってる男が取りに来た。そこからセフンに視線を戻すと、どんな状況でもイケメンはイケメンで罪だなとどうでもいいことを思った。



「仕事っていうか人生」
「おーおー。大きな悩みだな」
「俺無理かもしれない」



珍しく弱音を吐くセフンに、冷やかす言葉を出すのは止めた。そんなことを知らない女の子がセフンの腰に抱きついて来たから、目で「やめとけ」と言うと不思議そうに離れていった。



「とかいって無理って今まで何回も思ったけど」
「乗り越えてんじゃん。偉い」



おかわりの新しいレモンサワーを出すと反射的に飲む。酒に飲まれる気か?こいつ。



「ムカついて頭おかしくなりそう」



今度は怒りを露にしだす。弱音を吐いたり怒り出したり、こいつは今感情が大忙しらしい。



「色々我慢したけど誰も褒めてくれない。だってそれが当然だから」
「…はは、殴ろうとでもしたの?」
「した」
「こえーな」
「……何にも分かってない」
「俺?」
「逆になんで分かんないのか分かんない」
「俺?」
「うるっさいんだけど」
「ハイ、スミマセン」



なんだよ、聞いてやってるっていうのに。
またも空になったグラスがこちらへ戻ってきた。今度はノンアルのレモンサワー…及びレモンスカッシュを出した。



「わ、めずらしい〜セフンが空いてる!」



また空気も読まずに現れた女の子。
嬉々としてセフンの横に座り腕を寄せた。

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設定タグ:EXO , セフン , ベッキョン   
作品ジャンル:恋愛
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こむ(プロフ) - ぺとみさん» なんだって…?!書いている身としてすごく嬉しいお言葉をありがとうございます。いいんですか?私の好きにしちゃっても!なんでもいただいてくれるのなら、心置きなくやらせていただきます!笑 不味かったときは何も言わず笑っていてください(* ^ー゜)笑 (2018年7月30日 0時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ぺとみさん» すみません嬉しさのあまり本音が;ω;でも催促してるわけでも急かしてるわけでもすみませんなんて言わせるつもりもないんです〜;ω;ぺとみさまの気が向いた時にいただけるのが一番嬉しいです。私の言葉はあまり気にしないでくださいね;ω;ありがとうございます! (2018年7月30日 0時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» ジュンミさま〜!こんな嬉しいことを伝えてくださって、本当にありがとうございます(*ToT)心の底から嬉しいです。なので、遠慮はお捨てになって!くだ!さい!控えないでください!(笑)いつでも待ってます^^占領できてます!?よかったねセフン!ベクの追従を許すな〜! (2018年7月29日 22時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 親指動かすのにドキドキします…!!この3人を好きに料理しちゃってください!(笑)どんな料理でも美味しくいただく気満々です(^-^)v爆笑 (2018年7月29日 22時) (レス) id: 39faf143c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 待ってた〜!!なんて嬉しいお言葉…(;o;)いつもしよう!とは思うんですけどなんかすごく考えちゃって投稿のボタン押せずに今日に至ります…すみません…(;o;)でもいつもさくさく進むんだけど、単語の一つ一つが面白いくらい主人公の感情に繋がってて (2018年7月29日 22時) (レス) id: 39faf143c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こむ | 作成日時:2018年7月9日 19時

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