エ イ ジ 系 彼 氏 の 日 常 ３

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「じゃあ、これはなんなんですか」







って、机に積まれてある大量の缶を指さす私。









もう数えるのも億劫なくらいだから、

途中でやめたけど

軽く10本は超えてる気がする。








楽しくなるのはいいけど、

こうなったら流石に健康に悪い。









「ほらもうダメ！」


「なんで」


「いいからダメ！」









って、飲もうとした缶ビールを取り上げると








「うわ、………もう泣こ。」








って、散々拗ねてから

ミンミンゼミの鳴く真似をして

おどけてる。








はぁ……もう対処しきれない。








いっそ私も酔っ払って

同じレベルになれば楽なんだろうか、と

取り上げたお酒を飲もうとしたけど








やっぱり明日の事もあるし、辞めた。







「A〜喋ろ？なんか」








そして、引き留められて仕方なく了承。








「じゃあ、はい、ここ座って」









って、お酒の力でいつもよりだいぶ

かまってオーラ全開な彼のお望み通り

あぐらの上に座れば、









「じゃあまず〜、」


「うん」








私の髪の毛で遊びながら、









「俺の好きなとこ100個ね？」







って、ヘラヘラと凄いことを言う。








よし。

もう、こうなったら言ってやる。









私が長々とえいちゃんの好きなところを

ひたすら挙げてけば、








「…10個目、堂々としてるとこ」








えいちゃんは満足そうにニタニタして

そのまま夢の中に引きずり込まれていった。








そして、私は、その寝顔に








「……13個目、

酔ったら厄介だけどそこも可愛いとこ。」









気づけばそう呟いてしまっていたという

なんとも情けない

親バカならぬ、彼氏バカっぷりです。

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