エ イ ジ 系 彼 氏 の 日 常

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「………………」








ああ、どうしよう。

何やってんだろ。








しばらくそのまま沈黙が続くにつれ、

だんだん不安が募ってく。







このまま別れ話になっちゃったら

そんなの取り返しがつかないし。








「えいちゃん、ごめん、………違うの」








だから、そうやって

思い切って重苦しい沈黙を破るものの、









「言い訳とか そういうの要らないから」








と、すぐに切られてしまう。







でも、大丈夫だ。

私が言いたいのはそういう事じゃない。









「言い訳じゃないよ。本当のこと。

…なんならそらくんに直接聞いてもらっても構わないから！」








私は必死にそう言った。









その瞬間、

マウスを動かす手がピタッと止まる。







前髪のかかったえいちゃんの目が

こっちを向くのも分かった。







もうこうなったら、言うしか手段はない。








「実はね、その、…………」








私はついに腹を括って、







「えいちゃんが好きそうな服、選んでもらってたの……」








って、ポツリと呟く。







ああ、言ってしまった。








えいちゃんが今どんな顔してるかなんて

とてもじゃないけど見られない。

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