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「えいちゃん…?」
まさかと思い、おでこに触れてみると
びっくりするほど熱かった。
下手したら38℃ぐらいありそうな感じで、
心配になる。
「え、どうしよう……」
私が見るからにあたふたしていると
えいちゃんは
「落ち着けよ」
って笑った。
しんどいはずなのに
いつものえいちゃんの笑い方だ。
少しだけ安心する。
「今寒い?暑い?」
「……超快適」
「も〜そんなわけないじゃん 笑」
それからというもの
体温計で測ったらやっぱり38℃を超えてるし
とりあえず、冷やすものと毛布は掛けてあげたんだけど
なんかもっとできる事ないかな、って
えいちゃんの前でしゃがみこむ。
考えている間
いつの間にか眠っていたえいちゃんの寝顔を
ゆっくり見つめていた。
「…頑張りすぎだよ、」
私は優しく赤髪を撫でる。
すると、熟睡かと思っていたえいちゃんが目を開けて
「あんま近寄んないで」
と呟く。
え、うそ、鬱陶しいってこと…?
一人で静かに傷ついていると
「うつるから」
と、言葉を添えるえいちゃん。
あ、なんだ…
私は安心して胸を撫で下ろした。
「そんなの私の好きにさせてよ」
「無理。……早く俺から逃げて」
「そんなゾンビになっちゃったみたいな言い方 笑」
私はたまらなく、えいちゃんにキスをした。
「お前ほんとにうつんぞ」
「いいよ、えいちゃんからなら」
私より自分の心配をするべきなのに。
えいちゃんはこんな時でも優しかったのでした。
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クラスメイトA役(プロフ) - ra isおむさん» なんと嬉しいお言葉、、(歓喜)ありがとうございます! (2019年5月4日 20時) (レス) id: 07cbe551ca (このIDを非表示/違反報告)
ra isおむ(プロフ) - す、す、す、好きです。(歓喜)評価の押せる回数が圧倒的に足りない、。 (2019年5月1日 0時) (レス) id: f165d52920 (このIDを非表示/違反報告)
クラスメイトA役(プロフ) - 架空の彼氏悠希ですさん» すみません!めちゃくちゃお待たせ致しましたm(_ _)mこのシリーズの3の方でリクエストに応えさせて頂いたので、『#ミンミンゼミ系彼氏』見てくれたら嬉しいです(T ^ T) (2019年2月17日 1時) (レス) id: 07cbe551ca (このIDを非表示/違反報告)
クラスメイトA役(プロフ) - アリスさん» 移行先でリクエストに応えさせて頂きました!『#Tシャツずぶ濡れ系彼氏』是非見てくれたら嬉しいですm(_ _)m思ってたのと違ってたらすいません!貴重なアイデアありがとうございました! (2019年2月10日 0時) (レス) id: 139d57f33f (このIDを非表示/違反報告)
クラスメイトA役(プロフ) - ちいまさん» 移行先でリクエストに応えさせて頂きました!『#お茶になりたい系彼氏』是非見てくれたら嬉しいですm(_ _)m酔って甘えてくる方もまた今度書きたいと思ってます!貴重なアイデアありがとうございました! (2019年2月7日 19時) (レス) id: 139d57f33f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クラスメイトA役 | 作成日時:2019年1月27日 16時