心外 弐 ページ11
それでは私は任務があるのでお暇します、と挨拶をして行ってしまったしのぶさんを見送って、店の中に戻る
昼と夕方の間のゆっくりとした時間帯で、冨岡さん以外は誰もいなかった
『___美味しいですか?そのおはぎ』
もぐもぐと静かにおはぎを頬張る彼を見ながらそう問うと、
「ああ」
と言ってくれた。
まあ私としてはこのおはぎは錆兎さんとの一件を思い出すから少し…いや、かなり恥ずかしいんですけれどもね!!
美青年は顔が凶器になりうることを理解していないらしい!悪質だね!!!!
などと一人で内心荒ぶっていると、ふと冨岡さんが口を開いた。
「この前」
『はい?』
「この前の雨の日…錆兎がこの店から帰ってきた時なんとなくいつもと違う感じがしたんだが」
錆兎と何かあったのか
そう聞いた彼の目は嘘をつくことを許さない、という目だった
これ嘘ついたら血祭りとかですかね???と思わずにはいられない。
いや〜でもな〜〜〜私結構これ言うの恥ずかしいしな〜〜〜
『な、内緒です』
「……………」
『えっ冨岡さん?』
なんか怒ってます?
ふらり、と立ち上がった彼はそのまま私の方へと歩いてきた
え?血祭り???血祭りなんですか!?
がし、と手首を掴まれて壁に押し付けられる
勿論痛いなんてことはなく、軽くだったのだが、私は驚きすぎて言葉を失った。
至近距離で じっ、と冨岡さんの瞳に見つめられる
その綺麗すぎる顔を見ていられなくて目を逸らそうとすると
こっちを見ろ、と言わんばかりに顎を掴まれた
「…お前は」
1201人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あか - 眞孤さん» はじめまして!皆さんどうするんでしょう…恐らく週末に更新すると思いますので気長にお待ちください〜笑読んでくださってありがとうございます〜 (2019年10月30日 23時) (レス) id: fc37a3e987 (このIDを非表示/違反報告)
眞孤(プロフ) - コメント失礼します!夢主が気になる人たちをうまく焚きつけたしのぶさんナイス…!みなさんがどう動くのか楽しみです…( ´艸`) (2019年10月27日 17時) (レス) id: 38cda14dee (このIDを非表示/違反報告)
あか - なしなつさん» はじめまして〜、鬼滅の刃とあんスタどちらもすごく素敵な作品ですよね…!是非鬼滅の刃の推しも教えていただけたら嬉しいです!コメントありがとうございます! (2019年10月20日 19時) (レス) id: fc37a3e987 (このIDを非表示/違反報告)
なしなつ - 朔間さぁあああんんん!!蛇柱との話し読んでて「なんか蓮巳と似てるな…」とか思ってたら…朔間さぁあああんんん!!アンデPのワイ発狂((ちなみに晃牙最推しです! (2019年10月15日 16時) (レス) id: 567b9ad697 (このIDを非表示/違反報告)
あか - 花松ロンさん» はじめまして!そうです!あの朔間零さんです!ただモブさんを出すよりその方が良いなと思いましてちょこっと友情出演させていただきました〜、気に入ってくれる方がいらっしゃって幸いです!ありがとうございます! (2019年10月6日 17時) (レス) id: fc37a3e987 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あか | 作成日時:2019年8月16日 17時