・ひゅうがの本心 ページ37
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A side
ゆうたとAのデートから4日後、10名は作業場に集まっていた。
(すみません、作業の工程とかは適当にすっ飛ばします...恋愛要素以外は適当です...)
ひゅうが｢Aちゃん、なんで今日行かねぇの？｣
｢え、なんでって...邪魔しちゃ悪いじゃん｣
ひゅうが｢やまと取られちゃうかもよ？｣
｢いいよ、あんなやつ｣
ひゅうが｢はぁ、いつまで強がってんの？俺が身引いた意味なくなるんだけど｣
｢え、｣
ひゅうが｢俺ね、第一印象からAちゃんだったしぶっちゃけそれは今も変わってないのよ。でも、Aちゃんには俺じゃないと思ったから遠慮したの。やまともゆうたも大事な友達だしあいつらの幸せとAちゃんの幸せが俺にとっては1番だから｣
俺バカだからどうするのが1番なのか分かんねぇけど...なんて笑いながら言うひゅうが君は本当に優しいんだろうな。
最近ひゅうが君から話しかけてくれることが減って、てっきりさちなちゃんに気持ち決めたんだと思ってたから本音が聞けて嬉しくて。
｢ひゅうが君って本当に優しいんだね。さすがあたしのリアコだよ。あたしの目に狂いは無かった(笑)｣
ひゅうが｢ねぇ、今それ言われると割とヘコむんだけど。あ！こんなこと言ったけど俺が良かったらいつでも俺んとこ来てね？待ってるから。｣
｢ありがとう。でもひゅうがくんを都合良く使うのは嫌だから自分の気持ちと真剣に向き合って考えるよ。あたしが本気で好きになった時に他の女の子の事好きになってるとか無しだからね？笑｣
ひゅうが｢.....あむぎり〜！ここに小悪魔いる！｣
あむ｢Aちゃんは存在そのものが小悪魔みたいなもんですから！！｣
｢...ディスられてる？｣
あむ｢あー！違います違います！誤解です！！｣
そんな話をしててもずっと視界にチラつくのはやまととみきの姿。
楽しそうに笑うやまとはあたしの事なんてどうでも良くなったみたいに今日は一切近寄っても来ない。
はぁ、呆れられたのかなぁ...
明日香｢あんた負のオーラどうにかしたら？｣
｢あんな姿見てどうにか出来ると思う？｣
明日香｢嫌なら行けば良かったじゃん今日｣
｢あんだけ避けてて行けるわけないじゃん｣
明日香｢じゃあ知らん、勝手にしろ｣
行って欲しくない、なんて今更言える訳ないよね。
やまととみきちゃん、どんな話するんだろ。
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作者名：yyf | 作成日時：2021年8月31日 6時
