千夜一夜絵巻～二人の国王～ (ページ11)

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おフェロむんむんページ11

A「ん……ん…？ん？！」

寝返りを打った時、確実に人の体に触れた。

アイツめ。

「朝までどっかで寝てくる！」なんて言っときながら帰って来やがったか。

A「(ガバッと起き上がる)チャンミンっ！あんたねえ！性懲りも無くベッドに戻って来るなんて全然反省してな……っ」

ユノ「ほぅ…なかなか気が強い(ニヤリ)」

A「……」

……どなた？！

ユノ「ククク…アイツを尻に敷いてんのか。ウケる(笑)」

いや、だからあなたはどなたですかって！

ユノ「俺か…？王だけど…？」

A「え？王？」

え？
なんで？
王ってチャンミンじゃないの？？

ユノ「いや…アイツも王だし…俺も王…(ニッコリ)」

ど、どういうこと？

A「訳わかんない事言わないで下さい！チャンミンは？！チャンミン呼んで！」

ユノ「無理だな…」

A「どうして！」

ユノ「チャンミンはここにいない……なぜなら……ここは俺の城だから……(ニヤ)」

A「え…？」

そう言われて部屋の中を見渡して見た。

確かに内装が違う…

バロック…？ヨーロッパの古城を感じさせるような雰囲気…

でもどうやって…？

ここが違う城なら、私はどうやってここに連れて来られたの？

ユノ「アイツの城にうちの忍びの者を忍ばせてかっさらってきた(ニッコリ)。」

A「え？忍び？」

ベクヒョン「どう～も忍びの者で～す(ニッコリ)」

忍び？！

こんな赤い髪の軽そうなヤツが？！

全然忍んでないじゃんっ！

ユノ「見た目で判断しないでくれよ(笑)これでもいい仕事してくれるんだ(笑)」

ベクヒョン「はい！バッチリ見ちゃったよ～ん！」

バッチリ見た？

見たって何を…………まさか？！

ベクヒョン「すっげえがっついてたね(笑)あの人…プッ！」

言うなっ！

見るなっ！

ユノ「そうか…アイツに食い散らされたか。かわいそうに……」

A「…っ？！(ドキッ)」

フェロモンダダ漏れで見つめられ頬触れられたりなんかして、

ダメだっ！

持ってかれるっ！

完全に持ってかれるぞ私！

ユノ「ニョル。」

チャニョル「はい王様。」

ユノ「着替えさせろ。俺好みに。」

チャニョル「お任せを。」