【黒バス】俺らキセキの世代とは違うんだけど① (ページ35)

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緑色と黒色9 ページ35

【萩本side】

全員かなり限界が近いけど、火神君と黒子君の連携でついに2点差にまで追い詰めた

そこで、秀徳のTO(タイムアウト)

飴宮「…ありゃバレたな……」

萩本「え、何が？」

飴宮「火神がもう跳べないことが。杏谷先輩の表情からも伺える。……よし、ならそれを利用しよう」

……？

＿＿＿

“それを利用”とは、“緑間君にボールが集中する”ということだった

飴宮「緑間にボールが集中するということは、パスコースを教えてるのと一緒だ。緑間にボールが“渡る前”に黒子がボールの向きを変える。そして、それを使ってカウンター」

けど……

萩本「……動かないね…」

飴宮「…うん」

秀徳がペースを変えてから、スコアが一気に凍りついてしまった

これもきっと朱音先輩の指示だ

残り1分…2Pじゃない、3Pが必要だ

！！

緑間「ｼｭｯ))」

ｽﾊﾟｧｯ！))ピーーー！！

動いた！

河原「残り30秒で5点差…！！」

日向「ｼｭｯ))」

ｽﾊﾟｯ))ピーーー！！

3P返した！

あと18秒！

飴宮「！大坪(4番)が日向先輩のマーク…！それでも3Pしか…」

お願い……日向先輩…！

大坪「！」

火神君がスクリーンをかけた

フリーになった日向先輩は後ろに下がる

萩本「！3Pラインより遥かに後ろ…？」

まさかそこから…！

日向「ｼｭｯ))」

ｽﾊﾟｯ！))ピーーー！！

「「ﾜｧｧｧｧｧｯ！！」」

「残り3秒で、誠凛が勝ったぁ！？」

飴宮「！まだだ！！」

萩本「緑間君はブザービーターが…！！」

高尾「まだ勝ってねぇよ！ﾊﾞｯ))」

緑間「ﾊﾟｼｯ))」

火神君ももう跳べない！

完全に不意を突かれた…！

緑間「何故俺が遠くから決めるのにこだわるのか、教えてやろう。3点だからというだけな筈がないのだよ。
バスケットにおいて、僅差の接戦の中、残り数秒の逆転劇は珍しくない。……が、場合によっては苦し紛れのシュートで、それが起きる場合もある。そんなマグレを俺は許さない。
だから必ず、ブザービーターでトドメを刺す。それが…人事を尽くすということだ…！」