【黒バス】俺らキセキの世代とは違うんだけど① (ページ27)

今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:72,546 hit

緑色と黒色1 ページ27

【萩本side】

相田「体が冷えないように、すぐ上着着て！ストレッチも入念にね！それから、疲労回復にアミノ酸！カロリーチャージも忘れずに！
あと、順番にマッサージに行くからバッシュ脱いでて！」

選手に指示を出していくリコ先輩

飴宮「水樹、レモン持って来てる？」

萩本「あ、うん！作って来たよ！」

そう言って私は、レモン蜂蜜漬けを出す

レモンに群がっていく選手達を横目に、私は秀徳のことを考えていた

朱音先輩……多分あの人が誠凛(うち)の情報を集めたのなら、簡単には倒せない

それだけ朱音先輩の情報収集力はすごくて、試合を左右するのだ

黒子「僕、トイレ行ってきます」

小金井「お、俺も行っとこ！」

あと少しで…

飴宮「…」

萩本「…桜太？どうしたの？」

飴宮「いや…別に」

伊月「それにしても、飴宮がいなかったらどうなってたことか…」

日向「秀徳戦も、危なくなったら頼むぞ」

飴宮「…はい。……あの、伊月先輩」

伊月「なんだ？」

飴宮「“秀徳のPG”には気をつけてください」

伊月「？あぁ…」

…桜太が気付いてるなら、やっぱり本当なのかな

＿＿＿

【杏谷side】

大坪「正直、ここまで誠凛が勝ち進んでくると予想していた者は少ないだろう。正邦(北の王者)の敗退は、番狂わせと言う他ない。
だがそれだけのことだ。秀徳(うち)にとっては何も変わらん。
相手が虎であろうと兎だろうと、獅子のすることはただ一つ。全力で叩き潰すのみだ！
いつも通り、勝つのみ！！」

「「おうっ！」」

兎か…

かなりの過小評価だね…

まあ強気に出てるのは悪いことじゃないけど

杏谷「和成、誠凛(相手の)PGの伊月君は、鷲の目(イーグルアイ)を持ってる。鷹の目(ホークアイ)と比べたら少し視野は狭いけど、警戒しといてね。
真太郎のマークは火神君。他も打ち合わせ通りに。多分桜太は…出てこないから」

まぁ多分、テツヤは和成じゃないと止められないだろうけど