【黒バス】俺らキセキの世代とは違うんだけど① (ページ14)

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杏色と緑色7 ページ14

【萩本side】

私達は観客席に上がった

今から始まるのは秀徳高校対錦佳高校の試合

そして……

相田「第二Q残り4分で、もう30点差…流石って感じね」

秀徳4番…大坪さん

中学時代に帝光が一度だけ対決していた相手だから覚えている

身長もパワーも相当なもの

先輩達の話では、昨年あの人1人でもいっぱいいっぱいだったらしい

本当に高校生かと疑うようなダンク

インサイドの大坪さん主体で、アウトサイドが普通だったらしいのが去年までの秀徳高校

けど今年は違う

火神「今んとこ5本中5本…緑間は調子良いみてぇだな…」

黒子「そうなんですか？」

火神「いや、知んねーよ！つか、お前の方がわかんだろうが！」

黒子「さぁ…彼が外したとこ、見たことないんで…」

「「！？」」

相変わらず彼のループの高さはどうなってるんだろ…

飴宮「あーあ、ありゃ、まだ何か隠してるな…緑間(アイツ)」

萩本「何かって？」

飴宮「さぁね。けどま、大体予想はつくけどね」

黒子「緑間君は、フォームを崩されない限り100%決めます」

飴宮「着弾までの時間も凄く長くて、精神的にもダメージ与えられるよ、あのシュート。しかも入る前にDFに戻って速攻を防ぐ。あいつの相手をするのはめんどくさい」

萩本「…でも桜太さ、“緑間君のシュート止めたことある”よね」

「「！！？」」

小金井「え、マジで！？」

飴宮「……まぁ、相当体力削られるし、嫌だけど」

…………

言わないのか…

飴宮「それに、俺より“アイツ”の方が先にシュート止めたんじゃなかったっけ？」

火神「アイツって、誰だ？」

黒子「……あぁ、“彼”のことですね、柳…((飴宮「それと」…」←

飴宮「緑間より先に、“勝たなきゃいけない試合(相手)”がいるんだよ」

萩本「…」

結局試合は、153：21で秀徳の圧勝だった

杏谷「………ﾌﾌｯ
あーあ、気付いちゃったかなぁ、怖い怖い。流石は思惑師様…」