幸せすぎて、もう、ね。 ページ22
あれから、カフェを後にし雑貨屋に行ったりフードコートで食事をしたり。
大して“これ”という場所には行っていないが、とても楽しかったのは事実。
＿＿＿現在時刻、6時20分。
＿＿＿家に帰るにはキリが良い時間だろう、
明かりの灯った街並みを見て歩いていると、ころんがいきなり足を止めた。
『…？どうしたの。』
私が振り返ると、そこには少し気恥ずかしそうに笑うころんの姿が。
＿＿＿「…これ…。長瀬にと思ってさ」
＿＿＿紅い顔で私に差し出したころんの手には、リボンで綺麗に結ばれた小さな赤い箱が。
………え…？
一早く中身の正体が知りたくて、私は震えた手で箱を受け取る。
＿＿＿するっとほどけたリボンを手にかけ、私は緊張交じりに箱を開けた。
…まさか。これ…。
＿＿＿『………指輪…？』
金色の細いリングに、細かく小さな青い宝石がついている。
＿＿＿それがとても綺麗で、時々反射で光る宝石が青色を綺麗にうつしていた。
信じられない様な私に、ころんはイタズラっぽい笑みを向ける。
「……なにか、プレゼントしたくてさ、探すの大変だったんだからね？マジで。」
＿＿＿恥ずかしそうに髪に手をやるころんに、私は嬉しそうに笑みを向ける。
いつも馬鹿みたいにうるさい癖に。
人一倍自分自身のことに鈍感な癖に。
＿＿＿なに、いきなり格好よくなってんの、ふざけんなよ、
『……もらえると思ってなかった…』
「……嬉しい？」
．
＿＿＿『…ばか。嬉しくない訳ないじゃん』
「…あ…、よかった、ほんとに……よかった…」
＿＿＿ほっと安心するようなころんに、私は「ありがとう」涙を拭う。
＿＿＿指輪は少し緩めだった。
でも、まあ、これからも付けていけるってことで。
＿＿＿「……あれ、少し緩かった？」
『…うん、だいぶね』
「…え、マジで？長瀬これくらい指太いのかと思ってたよ」
『ふざけんな殴るぞてめえ』
こんなに思い出の残る一日になるなんて思ってなかった。
＿＿＿雪がパラパラと降り始めて、明るい街並みを綺麗にしていた。
『…ころん、好き』
「………僕も好き、だいすき」
少しずつ積もっていく雪に足跡をつけながら、私達は手を繋ぎ家へと向かった。
そんな私の手には、綺麗な青色に光る指輪がついていた＿＿.
．
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ゆぅり - 箸の続き気になり過ぎます！！更新頑張ってください！！ (2022年8月6日 23時) (
レス) @page30 id: 23fc903083 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ - あっきぃさん» それな！うちも同じ事書こうとしてたわww (2020年3月16日 17時) (レス) id: 6022793049 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 夢主ちゃんところちゃんが告白したときの昔話的なの見たいです(どっちが告ったのか知りたいだけ) (2020年3月3日 7時) (レス) id: 4df7e315c0 (このIDを非表示/違反報告)
らん@歌い手色の占ツク民達(プロフ) - え、待って。。ツンデレやん。。最高やん。。神やん。。 (2020年2月23日 23時) (レス) id: d574829136 (このIDを非表示/違反報告)
あっきぃ - 待ってやばいキュン死しそう 私ころんくん推しなのでマジでやばい 更新頑張ってください (2020年2月17日 22時) (レス) id: 44f0793f1c (このIDを非表示/違反報告)
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