【d!】殺人鬼、脅威を拾う。

Prologue ページ1

「ふひっ…いやぁ、今日の奴は殺し甲斐あったなぁ」

一般人は、こういうセリフを聞いてどんな風に思うんだろう。
もう一般人では無い私に考えることは出来ないんだけど。

「…あれ、何これ」

レンガ作りの建物と木造の建物の間にある、狭めの道。
そこにダンボールがあった。
昨日通った時は無かったのにな。
そこそこ大きめのダンボールは、ガタッと揺れた。

「なんだ？生き物でも入ってんの？」

機嫌が良いこともあり、興味が湧いた。
ガムテープをナイフで切り、開ける。

「……っ、あ…？」
「…なんだこのちびっ子」

そこには、年幅も行かぬ少年が居た。

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ラッキーカラー

あずきいろ

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