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倉「何か、案、ある人ー、」
黒板の前に立ち、議事進行をしているおーくらを眺める。
横子先輩はコイツのどこを好きになったんだろう。
おーくらと私は中学からの同級生で、委員会きっかけで仲良くなった。
いやまあ、顔は良いよね。
性格も悪くないよね、うん、
……………おーくらはアホみたいにモテる。
倉「やりたいことあるー？」
「やっぱ、メイドカフェじゃない？」
「いや、お化け屋敷だろ」
お化け屋敷VSメイドカフェ、かぁ…
夏「はーい、２つを合体すれば良いと思います！」
おや、夏樹ったら発表なんて珍しい。
夏「お化け屋敷セットの中で、
カフェをすれば良いと思います。」
夏樹の意見に皆が拍手して、決定。
自分に自信がある、キラキラ女子達が
メイドの格好をして、
顔面偏差値の高い男子は、ドラキュラ。
あ、私は夏樹と一緒に裏方です☆
錦「あ〜俺、嫌やぁ…裏方がエエ…」
隣の席で項垂れている錦戸君は、もちろんドラキュラ。
あ、おーくらもね。
錦「A、変わってやぁ！」
「え、私、女子ですけど！？」
錦「大丈夫や、Aならイケるで」
え、何すか、ケンカ売ってんすか？
錦「エエやんか
こないだ、英語教えてやったやん」
うわ、今ソレを出すかね！？
「君が休んだら代わりにやったげる！」
………とあしらったんだけど。
マジで後悔。
錦戸、本当に休むとは思わなかった。
いや、うん、ズルじゃないらしい。
本当に熱が出たらしいんだよね、
本当に、運の良い奴だ。
夏「A、男装でも違和感無いよ！」
「うっせー」
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