87 ページ40
冴島はAのことがどうしても気になり、日勤を終えてAの病室の前で立ち止まっていた。
『はるちゃん。？入っていいよ』
気配を消してたはずなのに、Aには冴島がいることがわかっていたのだ。。
冴島「気づいてたの？」
『うん、はるちゃんはいい香りがするからね』
と明るく笑う。
こんなに元気そうなのに、
頭に爆弾を抱えてるなんて、、、。。
冴島「…」
『もー、どうしたの？www
何か仕事でやなことでもあったー？？(笑
あ、わかった。！藤川がまた余計なこと言ったんでしょーっ？(笑)あいつはホント懲りないね』
冴島よりもAのほうが元気すぎるほどだ。
『おーい、大丈夫？？』
冴島「あっ、ごめん。なんだっけ？？」
『え、いや？いいけどさ。
はるちゃんはどうしたの？？私のとこに来るなんて』
冴島「聞いてもいい？
ほんとは、、、どう思ってるの？手術のこと。
怖くないの？？ 助かる可能性低いのに。。
しぬかもしれないのよ？
なんでそんなに笑っていられるの？」
と詰め寄る。
すると、はっと我に返った冴島は「ごめんなさい」とうつむいた。
Aはその言い分に目をぱちくりさせながらも
ふっと、優しく笑った。
『怖いよ？
そりゃ、成功率10%なんて怖いに決まってる。
ほぼ無理ですって言われてるようなものだからね
でも、私はまだやりたいことがある。
だからしぬわけにはいかない。
だから絶対元気になって、またここに戻ってくる』
Aは、冴島を安心させるように背中をさすったのであった。
────────
冴島が帰ったあと、新海がやってきた。
新海「冴島さん、すごく心配してたな。」
『私のお姉ちゃんみたいなもんだからね。あんなに心配してくれる人他にはいないわよ。』
新海「そうかもな。」
『なに、その紙。またなんか検査したの？』
新海「えっ、？あー、違うよ。これは…」
と言って新海は書類を見せた。
『転院…？？どういうこと、？』
新海「お前の腫瘍は人間の手だけでは全摘するのは不可能なんだ。
だからロボットの手術で摘出をしたほうがいい。」
『それは西条先生の案？』
新海「そうだ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 368人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
草食獣(プロフ) - 続編すごく気になります (2017年12月12日 22時) (
レス) id: b1facee860 (このIDを非表示/違反報告)
Asagi(プロフ) - 続編楽しみにしています。 (2017年12月12日 22時) (レス) id: 3aa4eacbc3 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！すごく面白かったので続編楽しみにしてます！ (2017年12月12日 20時) (レス) id: 05c1c60bfc (このIDを非表示/違反報告)
y(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています！続編とても見たいです！！！ (2017年12月12日 20時) (レス) id: 93605edd34 (このIDを非表示/違反報告)
machida(プロフ) - 続編読みたいです！ (2017年12月12日 20時) (レス) id: def14193a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾌﾟﾘｨﾈ | 作成日時：2017年10月22日 0時
